俺らには親がいない
これまで2人で
先生に許可をもらって
アルバイトをしてる
それは…
俺たちには元々親がいない
それは生まれた頃に父親は母と離婚し、
母はその辛さに耐えれずに
帰らぬ人になった。
それから親がいなくなった俺達は
孤児院になった。
おじもおばも親と縁を切って、
連絡もつかないそうだ
その孤児院は小学生までしか居座れなかった。
だからお金をたくさんもらった
それで俺達は家を買った
藍都
はぁ、
碧衣
兄さん?どうしたの?
藍都
いや、お金がやっぱり足りない…
碧衣
そう…なの?
碧衣
大丈夫……?
藍都
うん、碧衣が心配する必要はないよ
碧衣
そっか、じゃあ私先寝てるね!
藍都
うん、おやすみ
兄だった俺は碧衣に心配させたくなかった
だから先生に相談した
先生
なるほどね
藍都
どうか、許していただけませんか…?
先生
ダメ
先生
とも言えない状況なのよね…
藍都
はい…
先生
わかった、先生がなんとかしておくから、
先生
アルバイトしていいよ
藍都
本当ですか!
先生
た・だ・し!
先生
私の知り合いのところならいいよ
藍都
わかりました。
先生
その店の名前は〜
藍都
とまぁ、こんな感じだ
碧衣
やっぱり…そうだったんだ……
オリ
親サイテーだね、
音遠
僕の親も相当だけど藍都君達の親も相当だね
碧衣
…じゃあ次は私言ってもいいかな?
碧衣
兄さんの話を聞いてからの方がいいと思うから…