結構前にリクエストを頂いていた 桃赤です…!!
大変遅くなり申し訳ありません(
辺りには静かに灯る電灯
と,周りを照らす月
俺は,足早に出て行く彼を 必死に小走りで追いかける。
深夜の駅前.
彼の家へと向かう電車は 残り10分程で来る
これまで一度も振り返らずに 歩いていた彼が,
突然体の向きを変える
俺が反応をする間もなく,
唇に柔らかいものが触れる
赤
思わず不意を突かれた俺は
いつもと違う, 間抜けな声を出してしまう.
桃
俺の手を包み込むように握り, 優しい声色で話しかけてくる。
赤
まさかの図星で, 俺は必死の思いで隠し通そうとする
桃
桃
そう言って柔らかく微笑む彼に,
俺は惚れてしまったのだろうか.
赤
俺は電車の方へと足を運ぼうとする彼を, 食い止めようとする.
桃
予想外の言葉でびっくりしたのか,
少し目を見開いたが, その間も一瞬。
いつものクールな顔に戻り、 ふにゃっとした顔で俺の頭を撫でた
桃
赤
赤
桃
俺はぎゅっと力強く握っていた手を離し,
笑顔で彼の帰りを見送った_。
彼を見送った後,
特に何もする事が無い俺は ピンク色のソファーへと飛び込む.
ボフッ…
赤
ここ数日,彼と一緒に過ごしていたからか
話し相手が居ないと,少し退屈。
俺は彼とのトーク履歴を眺めながら, 今までに話したことを思い出す.
''こんなこともあったなぁ...'' と,ひっそり感じる.
トーク履歴を眺めていると, 急に彼と連絡がしたくなった.
まだ...帰って来てないかな,
赤
赤
赤
赤
少し乱暴な言葉遣いにはなったが, まぁいつものこと。
色々適当に考えていると, 3件の連絡に同時に既読が付く.
数秒待っていると, 少し煽りが含まれる返事が届く.
桃
『わかってるくせに...』 と思いつつも,愛嬌の無い答えをしてしまう.
赤
普段彼に対して記号を使わない俺は, 皆から塩対応だと思われるのだろうか.
桃
少し荒い言葉遣いでも 愛おしく思えるのは,
寂しい気持ちが心の奥深くに あるからだろうか.
それとも,
彼に対して『好き』という感情を 抱いているからなのだろうか.
それは,俺本人にも分からない.
けれど,
彼に惹かれる気持ちがあるのは事実.
そんな言葉は本人に言えるはずも無く,
俺の心にひっそりと閉じられる.
ほんのりと甘い, 桃色と赤色の鍵を閉めて_。
コメント
1件
桃赤もなかなか良き、、、 れいくんお誕生日おめでとう!!! おたおめストーリー投稿しといたから良かったら見てね~