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雨宮結衣
最後のデータを保存して時計を見る。
完成したのは、終電を過ぎた時間だった。
仕方なくタクシーで帰宅して、メイクだけ落とすと着替えてベッドに倒れ込んだ。
そして、プレゼン当日。
ほとんど寝ていないせいで、頭は少しぼんやりしていたけど、プレゼンは無事問題なく終了した。
なんなら、あんなことがあったせいで何度も資料を見直したからか、前よりいいものになったんじゃないかとも思う。
同席した部長にも声をかけられた。
部長
雨宮結衣
張りつめていたものが、一気にほどけた。
頑張ってよかった……。
でも。
昨日のことが頭をよぎる。
……誰が?
会社に戻ると共有フォルダの履歴を確認した。
しばらく遡っていくと――
雨宮結衣
飯田さんのアカウントからアクセスした履歴が残っている。
……やっぱり。
でも、これだけじゃ飯田さんがデータを消したとは断定できない。
中村美咲
顔を上げると、美咲が立っていた。
雨宮結衣
中村美咲
雨宮結衣
美咲は周りを気にするように、声を落とした。
中村美咲
雨宮結衣
中村美咲
隣で息巻く美咲に、私は苦笑いした。
雨宮結衣
中村美咲
雨宮結衣
ため息混じりにそう言うと、それぞれ仕事に戻った。
……もう、終わったこと。
そう思うことにした。
#高校生
桃下結衣
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コメント
3件
うわあ、徹夜で仕上げたプレゼンが成功してよかった……!でも「たぶん飯田さん」ってところでゾッとしたよ。証拠が不十分だから波風立てたくないって判断、すごくリアルで胸が痛む。結衣さんのプロフェッショナルな強さと、組織のやるせなさが両方描かれていて、感情が揺さぶられた回だった。