えと
あー!
えと
1年ふたりがサボってる!
えと
はい仕事して仕事!
るな
…っ、すみません
えと
あっ、2人とも待って!
るな
はい…!
えと
サボらないように、2人には別々で行動してもらおうかな!
えと
それで私達が各々見張りにつく!
えと
ね、ゆあん。いい考えでしょ?
ゆあん
…そうだね
えと
じゃあ黒川くんは私と一緒に来てね!
えと
こっちこっち
うり
…わかりました
えと
じゃあるなちゃんはよろしくね、ゆあん
るな
(え、嘘でしょ、)
るな
(逃げ出したい、)
ゆあん
サボるのは良くないよ、水野さん
るな
…っ、
るな
ごめんなさい
ゆあん
じゃあ仕事再開しようか
るな
はい…!
るな
(早く2人きりの空間から脱出するんだ)
ゆあん
暗いから転ばないように気をつけてね
るな
う、うん…!
るな
わっ、
るな
思ったより広いんだね
ゆあん
…そうだね
るな
よしっ、
るな
早速いるものを探して
ゆあん
るなはさっき、相手となんの話しをしていたの?
るな
えっと、
るな
黒川くんにからかわれていて…
るな
困ってたら、
るな
ゆあんくんたちが来てくれ良かった、
ゆあん
そっか。
ゆあん
るなは困ってたんだね
るな
うん…
ゆあん
だけど相手、
ゆあん
からかってるようには見えなかったけどなぁ
るな
ゆあんく…
ゆあん
るなは困っただけで、
ゆあん
嫌だとは思わなかったの?
るな
えっ…
ゆあん
もうあのとき、
ゆあん
俺と橙李さんが来ていなかったらどうなっていたと思う?
るな
どう…?
ゆあん
(頬に触れる)
るな
ゆ、ゆあんくん…?
るな
ここ、学校で
ゆあん
嫌なら抵抗すればいいよ
るな
だ、ダメだよ…!
るな
ゆあんく…
るな
(胸元を押す)
るな
(力強い、)
ゆあん
(両手首を掴む)
るな
(や、やばい、)
男生徒
あっ、あったぞ倉庫
女生徒
へー、こんなところにあったんだ
ゆあん
るな。
ゆあん
体育祭で使う用具をさがしてるフリをして。
ゆあん
適当で大丈夫だから
るな
は、はい…!
女生徒
あっ、ゆあん先輩と…
女生徒
1年のひとりがいたんですね、
るな
(2年の先輩たち、)
ゆあん
そうだよ。
ゆあん
何かあった?
女生徒
いえ、遅かったんで
女生徒
誰も取りに行ってないのかと思い、来てみたんです
ゆあん
そっか、ごめんね遅くなって。
ゆあん
すぐ行くからグランドで待っていてもらっていい?
女生徒
いえ、せっかく来たんで私たちも手伝いますよ!
るな
(きっとこの先輩、ゆあんくんに好意を持ってますね、)
ゆあん
ありがとう。
ゆあん
だけどそんなに人数がいなくて大丈夫だから
女生徒
えー…
女生徒
あっ、じゃああの子の代わりに私が手伝いますよ!
女生徒
ね、あなたもそれでいいよね?
るな
(先輩、作り笑いですごく圧を感じる、)
るな
わ、私はこれで失礼します…!
えと
あれ、るなちゃんどうしたの?
えと
ひとりで戻ってきて…
るな
あ、いや…
るな
私は邪魔だったので帰ってきました!
るな
ほかになにかすることはありますか…?
るな
(私は邪魔者なんだ、)
るな
(女の子たちにとっては、ゆあんくんの隣にいるから、)
えと
え、そんなの有り得ないでしょ。
えと
るなちゃんが邪魔だってゆあんが言ったの?
るな
(言われてないけど、)
るな
(ゆあんくんに言われたら一生立ち直れないかもしれない)
えと
じゃあどうして…
えと
うわっ、
えと
あの子大丈夫かな…
えと
ちなみになんだけど、
えと
2年の先輩に何か言われた?
えと
それこそ邪魔だとか
るな
ギクッ
えと
あーあ
えと
これはゆあんの地雷踏んじゃったな…
えと
ありゃりゃ
るな
えと先輩?
えと
あ、ちょうど戻ってきたね
るな
(あれ?2年の先輩いないですね、)
ゆあん
ごめんね、
ゆあん
遅くなって
えと
もう一人の子はどうしたの?
ゆあん
もうすぐ来ると思うよ。
ゆあん
ほら、来たね
るな
(あれ?なんか怯えてない?)
えと
ゆあん、
えと
あんたなにしたの
ゆあん
何もしていないよ?
ゆあん
ただ注意しただけかな
えと
注意って、絶対脅しでしょ。
えと
あの子かわいそう…
ゆあん
脅しって
ゆあん
人聞き悪いこと言うね
えと
事実でしょ
ゆあん
事実じゃないよ。
ゆあん
そんな悪いことした覚えは無いなぁ。
ゆあん
ほら、それより早く準備しよ?
ゆあん
サボってると思われて、悪印象を与えてしまうかもしれないから
るな
(ゆあんくんが脅すような人に思えないけどな、)
るな
(複雑です、)