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吸血感染症(続き)

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吸血感染症(続き)

第1話 - 吸血感染症(続き)

51

2020年12月28日

#なんでも許せる人向け

#腐向け

♯美海ちゃむ。

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51

♯美海ちゃむ。

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びんとろーるでーす

吸血感染症の続きです！

第1話って書き忘れたw

では、どぞ！

炭治郎

そんなの・・・できません

義勇

何故だ

炭治郎

痛い思いさせたくないんです

義勇

俺も炭治郎が苦しい思いさせたくない

炭治郎

っ・・・・

炭治郎

でも・・・

炭治郎

今の俺は制御ができないから

炭治郎

全部吸ってしまいそうでっ・・・

義勇

構わない

炭治郎

えっ

善逸

！？

宇隨さん

・・・

炭治郎

なん、で・・・

義勇

炭治郎が苦しみから解放されるなら

義勇

俺の血なんてどうでもいい

炭治郎

そ、そんな事言わないでください！

炭治郎

義勇さんの血がどうでもいいわけ──

どくん

炭治郎

うあっ・・・！！

義勇

どうした炭治郎

炭治郎

あ・・ぐ、あ、んんん、

義勇

(牙が・・・)

炭治郎

ううぅっ、うううう！

義勇

炭治郎、飲め！

義勇

俺の血を

義勇

気が済むまで

炭治郎

っ・・・ぎゆ、さ、ん

善逸

炭治郎っ！！

炭治郎

すいません

ガブッ

義勇

っ！！

俺は炭治郎の「すいません」を聞いたと思うと

目の前が真っ暗になった

宇隨さん

冨岡っ・・・！！

善逸

炭治郎！！お願い落ち着いて

善逸

冨岡先生が死んじゃう・・・

炭治郎

う・・うぅ

ごくんごくんじゅるるっ

善逸

炭治郎ぉ！！

炭治郎

ここは・・・どこだ？

目が覚めると森の中にいた

炭治郎

俺・・・さっきまで学校にいて・・

炭治郎

それで・・・

ふわっ

炭治郎

っ！！！

炭治郎

まただ、この匂い・・・

炭治郎

血の匂い・・・

匂いはどこかからかやってくる

俺はその匂いを頼りに

歩いていった。

炭治郎

あ・・・義勇さん！！

義勇

・・・・

炭治郎

義勇さん！大丈夫ですか！？

炭治郎

すいません俺、血を・・・

義勇

・・・・

炭治郎

義勇さん？

義勇

・・・・

炭治郎

どうしたんですか？なんか言ってください

義勇

・・・・((ザッ

炭治郎

あっ、どこ行くんですか！？

炭治郎

俺もいきま──

義勇

来るな！！！

炭治郎

っ！((びく

義勇

炭治郎はまだ来るな

義勇

来たらダメだ

炭治郎

でも俺、義勇さんに

謝らなきゃ。

義勇

余計なお世話だ。あっち行け

炭治郎

っ・・・

こんな義勇さん始めて見た

やっぱり血を沢山飲んだから

嫌われたのかな

炭治郎

・・・(義勇さん、行っちゃう)

やっぱり謝らないと

大好きな義勇さんだから

炭治郎

義勇さん！

義勇

((スタスタ

炭治郎

待ってください義勇さん！！

ガシッ

義勇

！？

義勇

離せ

炭治郎

嫌です

炭治郎

俺が謝るまで話しません！！

義勇

・・・

炭治郎

義勇さん、本当にごめんなさい

炭治郎

俺、制御ができなくて

義勇

別にいい

義勇

離れろ

炭治郎

嫌ですっ！！

炭治郎

義勇さんが俺の事連れてってくれるまで

炭治郎

離しませんから

義勇

炭治郎

炭治郎

やっぱり、嫌いになりましたか？

炭治郎

俺の事

義勇

なんでだ

炭治郎

沢山血を飲んでしまったから

義勇

そんなの関係ない

義勇

いいからあっちに行け

炭治郎

俺は

炭治郎

義勇さんと

炭治郎

いつまでも一緒にいたい

義勇

・・・・

炭治郎

義勇さんの血を飲んどいてこういう事言うの

炭治郎

ダメだって、思ってるんですけど

炭治郎

どうしても、義勇さんと一緒がいいです

義勇

・・・やめろ

炭治郎

っ！((ぶわ

義勇

俺がどれだけ

義勇

辛い思いをしてまで

義勇

炭治郎に冷たい態度をとってると思っている

炭治郎

えっ・・・？

義勇

この森は生死をさまよう森だ

炭治郎

そんな・・・

義勇

俺はあっちに行かなきゃならない

炭治郎

でも、そしたら義勇さんは──

義勇

炭治郎はまだダメなんだ

義勇

俺はもう、多分死んだ

炭治郎

え──

義勇

だからあっちに行かなきゃダメだ

炭治郎

俺も一緒に・・・！！

義勇

ダメだ！！

義勇

炭治郎はまだ生きている

義勇

こっちには来れない

炭治郎

・・・・・

義勇

だから炭治郎が代わりに生きて

義勇

俺の分まで生きてくれ

炭治郎

義勇さんっ・・・

ポロポロ

義勇

酷い態度を取ってしまってすまない

炭治郎

いいえ、俺が悪いんです・・・

炭治郎

俺が吸血感染症なんかにかかるから

義勇

あまり自分を責めるな炭治郎

炭治郎

うぅっ・・・

ぎゅう

義勇

それじゃあ、炭治郎は戻れ

炭治郎

義勇さんっ・・・

炭治郎

いや・・・いやだ・・・

義勇

・・・・・っ

炭治郎

義勇さん・・・

義勇

ちゅっ

炭治郎

！？

義勇

好きだ炭治郎

義勇

誰よりも愛している

炭治郎

俺もです・・・！

義勇

愛している炭治郎だから

義勇

生きて欲しい

炭治郎

はい・・・はい・・・！

義勇

わかったか

炭治郎

っ・・・・

炭治郎

はい！！

義勇

よし

義勇

じゃあ、炭治郎

義勇

俺と反対の方向に歩け

義勇

いいか

炭治郎

わかりました

炭治郎

それでは義勇さん

炭治郎

また、来世で！((にこ

義勇

・・・ああ

義勇

来世でまた会おう

そして俺は歩き出した

後ろを振り返ると

義勇さんが笑顔で手を振っていた

炭治郎

っ・・・ぐす

炭治郎

・・・あ

善逸

炭治郎、目覚めた？

炭治郎

・・・ああ

炭治郎

義勇さんは──

宇隨さん

冨岡は

宇隨さん

救急車で運ばれて行ったが

宇隨さん

・・・・

炭治郎

・・・そう、ですか

善逸

炭治郎・・・

炭治郎

大丈夫だ、善逸

炭治郎

俺は義勇さんと

炭治郎

来世で会う約束をしたから

善逸

・・・そっか

善逸

会えればいいね！

炭治郎

ああ・・・

義勇さん、俺はあなたの分生きます

精一杯生きます

だから義勇さん

来世で、また愛してくれますか？

義勇

もちろんだ

炭治郎

っえ？

善逸

どうしたの？

炭治郎

いや、今・・・

見たけど義勇さんはいなかった

でも

そばにいる気がする

炭治郎

義勇さん、一生大好きです。