類
ほいっ!
どうすればいいんだろうか…
抱きしめれば…いいのか?
司
(〜っええい!)
司
(深く考えるな天馬司!)
司
(類が待っている!)
ぎゅっ、
類
んへへ…♪
類
せんせい、あったかいね
司
お前が冷たいんだ
類
そうかなぁ…ぼく寒くないけど
司
そうなのか?
司
(これも病気によるものなのだろうか)
類
多分せんせいがあったかすぎるだけだよ!
司
なんだと?!
類
ふふっ
次の日。
看護師
天馬先生!!
司
うぉっ
看護師
はぁ、はぁ
司
大丈夫か?
ここまで走ってきたように見えるが…
ここまで走ってきたように見えるが…
看護師
はい。
天馬先生、神代さんの病室にずっといて中々会えないので
天馬先生、神代さんの病室にずっといて中々会えないので
司
それはすまなかったな。
司
どうした?
看護師
大事な話があって…
司
わかった。別の場所で話すか
看護師
はい
ガラガラ
類
あ、せんせい!
類
今日は来るの遅かったね…
類
って……
司
………
類
…なにか、あったの?
司
…ああ。
司
さっき看護師に呼び止められて
類
…?
司
「大事な話がある」と…
類
大事な話…って…?
司
……
司
……っ、
聞いたのに、せんせいは黙ったままだ
それほど言いにくいことなのかな、
類
…言いたくなかったら、無理に言う必要はないと思う
司
え、
類
言えるようになったらでいいよ
類
それまで待ってるから!
司
………ありがとう
あれから何日経っても、せんせいは話してくれなかった。
そして…
司
類
類
どうしたの?
司
言うのが遅くなってすまない
司
オレは明日…
別の病院に移転することになった
類
………え、?
司
本当はあの時から言われていたんだ
司
だけど…
司
類とは、ギリギリまでいつも通りに過ごしていたくて
司
……すまない
類
移転、…?
類
ぼくの余命宣告日まで、
あと5日しかないのに…?
あと5日しかないのに…?
司
……っ、
類
やだ、やだよせんせい
類
ぼく、せんせいなしじゃ、
類
っ、
類
はっ、ひゅ
司
っ!
司
類、呼吸がっ…
類
ひゅーっひゅーっ
類
ぜぇ、はっ、
類
はっ、ひゅぅ、ひゅ
類
っ、ぁ…
司
っ、!
司
類!聞こえるか?!
類
はぁ、ひゅーっひゅーっ
類
や、だ…ひゅっ
類
はぁっ、せんせ、はひゅ、
司
喋るな!息を吐くんだ
類
ぜーっ、ひゅっ、
司
っ、…
類
ぁ…、ぐ、
類
ぅ……、っ
司
類
司
……類?
司
なぁ、類!
司
息をしてくれ!類!
類
……
司
っ、
司
類!類!!
司
お願いだから!!
司
くそっ、…!
司
類…
司
聞こえるか?
それから類は一向に目を覚まさず
ついに移転日当日
あと数分したら、オレはこの病院を、 類の元を離れなければならない
看護師
)天馬先生〜!
司
っ、あぁ!今行く!
司
………じゃあな、類
司
……ぁ、(ポロ
勝手に涙が溢れてきて
司
る、い…
司
……っ
司
だめだ、こんなで泣いてたら…
司
……あぁ、
司
止まらない………っ
類の開かない瞼を見つめれば見つめるほど
自分の目からは涙が滴り落ちる
類
……
司
最後にもう一度だけでも、話したかった…
司
あれが最後なのは…嫌だなぁ…
司
っ、ぁ…
おそらく、余命宣告は正しい
徐々に類の病状は悪化してるし、
今回のだってここまで目を覚まさないのは初めてだ。
今も起きる気配を見せない類
最後に、手紙でも…
司
……、
司
目が覚めたら、読んでくれ
司
っ、ふー、
最期は笑顔で!
司
じゃあな!類!






