翔太(しょうた)
はぁ...
溜め息をつくと同時に砂埃が宙を舞う。
翔太(しょうた)
(このままじゃあ哀しみに毒される...)
そう考え口をふさいだ。 今ここで苦戦してたら、何億年先まで歩いていける?
天にはいっぱいの星が耀いている。 獅子座が僕を天から見つめている。
何処からか聴こえてくる鈴の音。 そのおとが僕の胸を締め付ける。
翔太(しょうた)
逢いたいよ...みくるちゃん...
翔太(しょうた)
独りはやだ...
何万回だって君を想うよ。 届かないことぐらい判ってる。
ごめん。やっぱり。僕って最低。
翔太(しょうた)
最低天月だ...
眼の端に入った星のピアスが滲む。 地面には液体が落ちる。
翔太(しょうた)
ごめんね...みくるちゃん...
翔太(しょうた)
バカ天月だよ...ファンの皆...
翔太(しょうた)
...ごめん...みくるちゃん