「甲斐田様よ」
「え?あの人が?」
「えぇ、あの人が甲斐田家のご長男」
「ご長男なのに家を継げなかったのね」
「まぁ、弟さんのほうが優秀ですもの」
「それにあの身なりじゃあねぇ」
甲斐田兄
………
甲斐田兄
(聞こえてるんだよなぁ)
甲斐田兄
(だから実家って居心地悪い)
魔
グルルルル
甲斐田兄
我が家名、甲斐田の名の下
魔
ガルルルル
甲斐田兄
あ〜!もうっ!!
甲斐田兄
数多い!!
甲斐田兄
なにが「帰ってきたなら魔の討伐してこい」だ!!
甲斐田兄
そっちが呼び出したくせに!!
甲斐田兄
帰ってきた仕打ちがこれとか!
魔
グアァァァ!!
甲斐田兄
もうっ、さいっっあく!!
甲斐田兄
(弟には劣るけどこれでもそこそこは優秀な部類だったし)
甲斐田兄
(この程度なら討伐は可能)
甲斐田兄
嫌な予感……
甲斐田兄
気を引き締めないとね
甲斐田兄
っと、こんなものかな
甲斐田兄
帰ってもどうせあれだし、散策して帰ろっ
甲斐田兄
ピクッ
甲斐田兄
魔の気配……
甲斐田兄
音も微かに、祓魔師かな
甲斐田兄
確かこの辺り、に……
視界に入ったのは
負傷している祓魔師数十名
もう長くはない祓魔師数名
見た感じかなり高ランクの魔
討伐を試みる祓魔師
その先頭に長尾景
甲斐田兄
ひとまず戦闘員に防御結界術をかけて
甲斐田兄
よし
祓魔師
!?
祓魔師
なんだ!?
祓魔師
誰が術式を……いや、今は前だ!!前を向け!!
祓魔師
はい!!
長尾景
あれは、甲斐田の兄貴……!?
甲斐田兄
次に治療
甲斐田兄
はい、血は塞いだ
祓魔師
あ、ありがとうございます!!
甲斐田兄
次!!
甲斐田兄
(長尾くんがいるから討伐はすぐに終わると思ってたけど)
甲斐田兄
厳しいか
甲斐田兄
加勢にいかなきゃね






