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大好き症候群。

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31

大好き症候群。31話

♥

8

2021年11月17日

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─ 翌朝 ─

約束通り仕事前に喫煙所で待っていた

だが、時間になっても姿を見せない

仕事開始時刻が近づいて来た為、

作業場へ向かった───

英貴が朝来なかったことを気にしながら作業をしていると───

田仲さん

頼さん!武谷さん休みなんだね

頼 倖菜

え?

田仲さん

あれ?聞いてない?

頼 倖菜

なにも…

田仲さん

おばあさんが亡くなったって

頼 倖菜

そうなんですか?

田仲さん

頼さん聞いてると思ったよ

頼 倖菜

全く何も

意味わからない…

なんでゆきに黙って戻るの?

英貴が実家に戻ると言うことがどういうことかわかっていた私は怒りに満ち溢れた───

英貴が実家に戻る=戻って来ない

その後の仕事は手につかず失敗ばっかりだった───

仕事も住む場所と決まったのに

なんで戻る必要があったの?

やっぱり家族棄ててゆきと一緒になるの躊躇った?

仕事を終え家に帰る

頼 倖菜

ねぇ…

頼 倖菜

なんで何も言わないで戻るの

武谷 英貴

ごめん

頼 倖菜

ごめんじゃなくて

武谷 英貴

ばあちゃんが死んだから葬式くらいはと思って

頼 倖菜

あそ

武谷 英貴

ごめん

頼 倖菜

いつこっち戻るん?

武谷 英貴

明後日

頼 倖菜

戻れんの?

武谷 英貴

戻るよ

頼 倖菜

あそ

武谷 英貴

ゆき?

頼 倖菜

あ?

武谷 英貴

ごめんな

頼 倖菜

知らん

武谷 英貴

俺だって考えることあるんだよ

自分を正当化しようとする時の

俺だって〜…

子供かよ…

あーイライラする

頼 和真

倖菜!飯

頼 倖菜

はぁい

頼 和真

美桜も飯食うぞ

頼 美桜

はーい

嘘ばかり付く英貴か──

無職だが、私と美桜の事だけ大事に想ってくれる和真か───

そんなの分かりきってる───

仕事は見つければいいだけで

和真がいいことなんてわかっていたはず───

─ 3日後 ─

田仲さん

おはよう

頼 倖菜

おはようございます

田仲さん

武谷さん帰ってきた?

頼 倖菜

わからないですね笑

頼 倖菜

連絡取ってないので笑

田仲さん

彼氏なのに?

頼 倖菜

彼氏なのに実家帰ること黙って行く人なので知らないです笑

田仲さん

怒ってるね!笑

頼 倖菜

そりゃあ怒りますよ笑

田仲さん

ちょっと俺も文句言ってやろうかな

頼 倖菜

言っちゃいます?笑

田仲さん

同じ男として文句言いたい笑

頼 倖菜

いいと思います笑

田仲さん

じゃあ今日の帰り彼の家行こうか

頼 倖菜

行っちゃいましょ!

この日の帰り一緒に英貴の家に行くが まだ帰ってきてはいなかった───

ただ田仲さんと近くのコンビニでコーヒーを買ってもらい飲んだだけだった

英貴が戻ってきたのはそれから3日後

何事も無かったように職場の喫煙所に来た───

武谷 英貴

よ!

頼 倖菜

…は?

武谷 英貴

ごめんな

頼 倖菜

うぜー

武谷 英貴

素直じゃねぇな

頼 倖菜

は?まじむかつく!

田仲さん

武谷さん…

田仲さん

流石にないっすわ
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