綾
もー飛鳥!
綾
何して…え
燈
早く入れよ
燈
え…
空桜
あ…ごめん
空桜
つい
飛鳥
う、うん…なんか
飛鳥
なんか、なんて言えばいいか…
空桜
無理に何か言わなくてもいいよ
飛鳥
うん…
綾
…っ…
燈
綾っ!
飛鳥
えっ…
飛鳥
燈…
空桜
えっと、燈、君?
燈
あ、うん
燈
空桜、ほんとに俺のこと、思い出せない?
空桜
うん、ごめんね
空桜
親のことも思い出せないし…
燈
そっか…
燈
俺は、忘れられてても、これから、また新しい空桜と仲良くしたいと思ってる
燈
空桜、お前は?
空桜
う、ん…
空桜
僕は燈君…のこと覚えてないけど、仲良くしてくれるなら
燈
うん、よろしく
燈が空桜に手を出した。
なんかオドオドしながらも、空桜は手を握った。
燈
で、えっと…
燈
さっきどっか行っちゃったのが…
飛鳥
あ、私が仲良かった綾って子なんだけど
燈
ごめん、俺ら、なんか行っちゃいけない感じだったよね
飛鳥
あ、ううん…うん…
燈
綾、お前のこと、好き、みたいだったから…
飛鳥
知ってる
空桜
お前って…僕?
燈
うん
空桜
そうなの…?
空桜
でも僕、知らない人のことなんか、好きにならないよ
空桜
自分の好きな人以外、好きにならないよ
燈
そっ、か…
飛鳥
でも、でもね、
飛鳥
綾はあなたのこと知ってるの
空桜
でも、僕知らない…
飛鳥
…とにかく、明日から仲良くしてくれる人たちだから、宜しくしてね
空桜
よろしく…ね
燈
また明日な
燈
あ、飛鳥、ちょっといいか
飛鳥
あ、うん…
飛鳥
空桜、ちょっと待っててね
空桜
うん…
燈
なあ、お前ら、出来てるの…?
飛鳥
え…違うよ
飛鳥
あれはたまたま
燈
たまたまな訳ないだろ
燈
あんなの
燈は自分の唇を飛鳥の唇に重ねた。
燈
飛鳥、俺は、飛鳥のこと、好き
飛鳥
え…
またまた急展開!
いいね、お願いします!