放課後の屋上
春樹
海鈴、何してるの?
海鈴
春樹もどうせ、お姉ちゃんなんだからって言いに来たんでしょ?わかってるからいいよ
春樹
そんなことを言いに来たんじゃない
海鈴
じゃ、なに?
春樹
海鈴はさ、今まで姉としての人生を歩んで、姉としての道を選んで来たんだよ。でも、海鈴自身の人生はどうなの?海鈴はこの人生でいいの?変えたいの?
海鈴
本当は変えたいし姉としての人生じゃなくて、私の人生をちゃんと歩みたい。
春樹
だったら、そうすればいいよ
海鈴
でも、私はお姉ちゃんなんだから。
春樹
海鈴は、お姉ちゃんじゃない…1人の人間だよ
海鈴
…
春樹
もう、姉としての役割を終わってもいいんだよ。ちゃんと海鈴の役割をやって欲しい
海鈴
そうなの?
春樹
うん
海鈴
分かった
春樹
次からは、姉としての人生を歩むんじゃなくて。海鈴としての人生をちゃんと歩んで欲しいかなー、いい?
海鈴
分かった。
春樹
約束しよ?
海鈴
なんの?
春樹
お姉ちゃんって言われ続けて、精神的に辛かったら、また言って欲しい。その度に俺はこうゆうから。(もう大丈夫だよ)、(もう頑張らなくていいよ)って言うから。
海鈴
分かった、ありがとう
春樹
どういたしまして!
一緒に帰る?
一緒に帰る?
海鈴
うん。一緒に帰ろ
終わり
主
いつも、お姉ちゃんやお兄ちゃんや弟や妹。お疲れ様です。
主
兄弟や姉妹がいると必ずどちらかが我慢する事があると思います。でも、どちらも我慢しない選択を選んで欲しいです
主
また、次の小説で会おうね〜!
主
またね!







