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あれから、夜が明けた。
なちはいつも通り戦場に、iоは体調が悪いって言って休んでる。
で、その間に昨日の例のテープを見てたんだけど。
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昨日のあの計画はなんだったのか、聞いてみればまともに使えそうな部分がほとんどない。
というかそもそもなちが敬語という所がまず致命的である、という所に今更気がついた。
なちが敬語を使うのはioの前だけだから。
🇮🇹🦅
🇮🇹🦅
まぁ、とはいえこの努力を水に流してなかったことにしようと思った訳では無い。
一瞬だけ。この際一瞬だけでもういい。
というか元から悪のイメージが着いていればコロッと信じてくれるはず。
信じなくても都合がいいからさらに騒ぎ立てるかもしれないし、最悪ioが自作自演で人通りのある道にポスターでもなんでも貼っとけばなんとでもなることだった。
🇮🇹🦅
そんなことを言いながら、ioは手を動かした。
あれからしばらく経った。
自分の喘ぎ声を聞くのはちょっと…
いや、かなり精神的に来たが、まぁそれもこれで終わりだ。
何をしようか。部屋でのんびりしていると、部屋の外が騒がしくなっていることに気がついた。
卍
コンコン、と部屋がノックされる。なちだ。
テープを急いでデスクに仕舞う。まぁ、見つかってもなちのことだし、どうってことないのだが。
なちは、いつもより深刻な顔だった。
部屋に入ると、鍵をかけ、ioの方向へと歩いていった。
何かあったのだろうかと、ぼんやりと考えていたら、いつの間にか手首を掴まれていた。
卍
🇮🇹🦅
ioの手を掴んだまま、緊急避難用に、と作られたioの部屋の隅にある抜け道へと入る。
たしかこの穴の向こうには、ある中立国の田舎の地下部に繋がっていたはずだ。
🇮🇹🦅
恐る恐る聞いてみる。
わかっていた結果ではあるが、なんだか悔しい、とも思った。
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🇮🇹🦅
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卍
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…というか、そんなにヤバい状況で身体を繋いでいた、と思うとゾッとした。
その間に敵襲が来たら、なんて。
国だから死にはしないが、それは精神的に終わる。死ぬ。
ついでに社会的に死ぬ。
なちもよくioのわがままに付き合ってくれたなぁ、なんて思う。
🇮🇹🦅
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🇮🇹🦅
『✘✘だから』。
そう言おうとした口を、無理矢理手の甲で噛んで潰す。
…ioは、今。
なんていおうとした?
卍
卍
すっ、と体に浮遊感が生じる。
なんだろう、と思ったが、すぐに理解してなちの首に手を回した。
…お姫様抱っこ、とかいうやつだ。
🇮🇹🦅
卍
🇮🇹🦅
流石、なちらしいな。そう思う他なかった。
ioは、なちの腕の中で、
ひたすら穴の中を逃げるなちを、ただ見ていた。
#ちょっぴりbl