しを。
しを。
しを。
しを。
しを。
しを。
私は呉野葵。18歳の男だ。
ついこないだまで、code-eLでアサシンをしていたのだが、eL内部で戦争が起きたことにより私はアサシンをやめた。
今日はアサシンをやめ、黒焉街に住みはじめてからの初めての買い物に行く。
葵
葵
私はコンビニ店内へ入り、 好きなものを詰めれるだけカゴに詰めて会計した。
葵
葵
重い荷物を踏ん張りながら運び、帰路に着く。 私の家へ帰るには裏路地を通らなければならない。
葵
葵
完全なるフラグを立ててしまった。 まるでフラグを回収しに来たかのように、 小道から半グレがわらわらと出てくる。
半グレ1
しまった、と思った。 私は荷物をほぼ抱え込んでいるような状態だ。
半グレ1
半グレ1
どうしよう。 荷物さえ置ければ⋯と思ったが無理そうだ。
葵
葵
啖呵切ってみた。 元とはいえ、こちとらアサシンだし 眼圧で何とかならないかと思ったのだが。
半グレ1
半グレ1
半グレ1
半グレが腕を高く振り上げた。 なんとかかわそうと思った次の瞬間。
半グレの腕を、誰かが掴んだ。
ガッ!!!
?
ぐっ、とその人の手に力が入るのがわかった。
半グレ1
久我虎徹?!
久我虎徹
答えたと同時に、久我さんが 半グレの髪を掴んだ。
半グレ1
久我虎徹
半グレ1
半グレはものすごい速度で逃げていった。
久我虎徹
葵
久我虎徹
久我さんがにこっと笑い、 後ろを振り返り歩き出す。
葵
その背中を、私は止めた。
久我虎徹
困惑する久我さんに、 私はこう言い放った。
葵
葵
久我虎徹
その言葉は久我さんの予想外だったようで 久我さんは目を丸くしてこちらを見ている。
久我虎徹
久我虎徹
葵
私は戦闘がなくてうずうずしていたのだ。 さすがにこんな願いを聞きいれてくれるとは 思ってもみなかったが⋯
そうして私は久我さんについて行き、 10分程で到着した。
久我虎徹
葵
久我さんの後を追い、 ひとつの部屋にたどり着く。
久我虎徹
葵
久我さんはにこりと笑うと、 部屋のドアをノックした。
?
久我虎徹
久我さんがガチャリと扉を開ける。 ぺこりと一礼し、私も失礼しますと言い 一礼した。
五十嵐 幸光
久我虎徹
葵
五十嵐 幸光
葵
後でまた呼ぶからその時に来てくれ、 との事だった。
久我虎徹
まるで自分の事のように喜んでくれる 久我さんに笑みが漏れる。
葵
久我虎徹
葵
私は久我さんに言われた通り、 適当なところに座った。
葵
とか考えていると、 奥の方からなにか来ている。 足音も無ければ気配もない。
?
葵
振り返ると、刺身包丁を持った 茶髪の、の〇太くんみたいな服装の 男が立っていた。
葵
守若 冬史郎
顔を覗き込んでくる。
葵
焦りすぎて日本語がおかしくなってしまった 気がする。でも、彼には伝わったようだ。
守若 冬史郎
ぶんぶんと包丁を振り、去っていった。
葵
親父さんに呼ばれた私は、 ひとりで部屋に行った。
五十嵐 幸光
五十嵐 幸光
予想外の言葉に私は肝を抜かれ、 唖然としてしまった。
葵
五十嵐 幸光
葵
私は久我さんに組の一員になることを告げ、 京極組の事務所を後にした。
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包丁振り回してんの草