ぶりっこちゃん

モモハがナオをトイレに 連れて行って

数分がたった

モモハの言動がおかしのは明白だ

ナオが俺に聞いた問題だって わざわざナオの席までいって モモハが教える必要があるか？

ｶﾞﾀｯ

教室のドアの方を見ると 腕を押さえるモモハがいた

遠くで聞いていた俺でも ハッキリ聞こえた

ナオがモモハを刺した？

モモハちゃんに 濡れ衣を着せられた

先生は 信じてくれるだろうか

私は 教室の扉を開けた

ｶﾞﾗﾗｯ

視線が一気に私に集まった

私は焦りで 何を言ったらいいか わからなくなっていた

教室から聞こえてくる

言葉の針

最低だね イタソーだったな やっぱりミツル君取られた 八つ当たり？ わー！怖ぁい！笑

教室の空気が凍った

ミツルまで 私を非難するの…？

もういやだ…

私は廊下に走り出た

みんなに罵られたこと

何より ミツルに非難されたことが

とても 悲しかった

ナオが教室を出ていった

何言ってんだ コイツ

コイツらは

ナオの事 何もわかってない

ミツルさすがー！ ナオちゃんに悪いことしちゃったね 後で謝らないと

さっきの態度とは 全然違うな

クラスの雰囲気が変われば 自分の意見も変わる