この作品はいかがでしたか?
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二宮先輩とのあの出会いから1年が経ち私は、大学2年となった。
真菜
たまたま図書室に行けば、図書室にあるパソコンでなにやら調べ物中の二宮先輩の姿を見て声をかけた。
和也
真菜
和也
和也
真菜
和也
和也
真菜
和也
和也
真菜
和也
和也
“やべーやべー”って言いながら、慌てて図書室を飛び出していった二宮先輩。
真菜
二宮先輩とこうして一緒に毎日いれることだって、もう、この1年で終わりなんだ…
それからというもの、部活にも二宮先輩が顔を出す日は日に日に減って、顔を合わす日だって以前と比べたら少なくなっていた。
そして、そんな日々が過ぎていき、9月頃。
和也
真菜
駅の売店でばったりと二宮先輩と会った。
これは、神様からのご褒美なのかな?
なんて思った。
真菜
和也
そういう二宮先輩の手には、就活の雑誌を持っていた。
真菜
和也
真菜
和也
真菜
そう私が言えば、嬉しそうに軽く口元を緩ませて
和也
そう言ってくれた。
それから、近くにあったベンチに2人並んで座って他愛のない話をしていた。
和也
真菜
そう言い手渡されたのは、私の大好きなイチゴミルク。
真菜
和也
真菜
和也
二宮先輩に貰ったばかりのイチゴミルクを飲んでる私を見て、クククッて笑いこらえるような表情で
和也
なんて口を抑えながらそう言った。
真菜
和也
その時、二宮先輩の左手が私の髪にそっと触れた。
真菜
和也
なんて軽くふふって笑みを浮かべてそう言う二宮先輩に、私の頬はさっきより増して紅くなる。
もう、二宮先輩に会う度“好き”って気持ちがどんどん溢れ出そう
でも、二宮先輩とこうして一緒に入れるなんて、もう半年もない…
和也
こうして今は一緒に笑っていられる空間だってもう半年もないんだ…
そう考えれば考えるほど悲しくなる。
先輩の卒業式の日にはやっぱり笑顔で行きたいけど実際、出来るか分かんない…
______________________ _______________
和也
真菜
和也
まさか、一緒に帰るなんて初めてだし、緊張したけど今までで1番楽しかったし、嬉しかった。
和也
真菜
先輩は先に最寄駅に降りてしまい私は1人で電車の中で携帯を弄っていた。
芽亜
真菜
芽亜
真菜
芽亜
真菜
芽亜
“告白”その2文字を聞いただけで急に恥ずかしくなる。
芽亜
真菜
芽亜
真菜
芽亜
真菜
芽亜
なんて笑顔でそんなことを言う芽亜先輩。
芽亜
私の手の掌に苺の飴をおいた。
“告白”
そう決めてからいざ、二宮先輩を目の前にすればそんなことなんか言える事が出来ずそれに、二宮先輩と会える日は以前より少なくって“告白”が出来ないまま1日、1日、と日が過ぎていくだけ……。
雅紀
なんて、太陽のようないつもと変わらない笑顔で声を掛けてきた相葉先輩。
真菜
雅紀
なんて攻め寄る相葉先輩に私は“絶対秘密”を条件に相葉先輩に“告白”の件を話した。
雅紀
“そうなんです”と答えれば相葉先輩は何やら思いついたように
雅紀
真菜
な、何をこの先輩はいきなり言い出すんだ…
雅紀
その後、相葉先輩の言葉にドクンッと音を立てる心臓の音。
“来週の水曜日には卒業なんだよ?俺ら”
そうだ。もうそんな時期が近づいていたんだ
そして、“告白”しよ!って相葉先輩に言われたその日。
今朝、朝早く“校門の前に集合っ”なんてメールが届いた。
校門に近づけば“おーい”って朝っぱらだというのにハイテンションな相葉先輩、と
ミキ
って優しく微笑む相葉先輩の彼女さんの姿。
真菜
雅紀
ミキ
なんて眉を軽く下げてそう言うミキさん。
それから少し経ったあと……
和也
って言いながらやってくる二宮先輩の姿。
真菜
和也
なんて驚いた顔を見せる二宮先輩。
雅紀
和也
雅紀
なんてアヒャアヒャとふざけたように笑みを浮かべた。
和也
なんて相葉先輩の言葉に笑い返す二宮先輩。
雅紀
和也
雅紀
そんな相葉先輩の言葉に“自覚なさすぎー(笑)”って再び笑い返した。
ミキ
そんな楽しそうな会話をしている中、相葉先輩はミキさんに呼ばれると“なになに~?”って嬉しそうに飛んでいく。
それから少しして相葉先輩はミキさんの腕を掴んで
雅紀
なんて言って小走りで走り去る。
和也
真菜
その後すぐ相葉先輩からメールが届いて
========= 頑張れっヽ(´▽`)/ =========
なんて一言送られてきた。
が、頑張れって……
それって、つまり、“告白”のことだよね?
その瞬間、一気に心拍数がトクントクンと早くなるのが自分でも分かる。
和也
そんな私の心情を知る由もない二宮先輩は、ふふって口元を緩ませてそんな言葉を口にする。
真菜
和也
なんて、ジッと私の瞳を見つめてそう言う二宮先輩。
“好き”今すぐにでもそう言えたら言いたいけど、今の私の口からはなかなか出てこない。
和也
その言葉の後に最後に“ね?”って付け足しのようにそう言う。
真菜
和也
真菜
和也
“好き”その2文字を言おうとした瞬間、そう言って私の唇にちょこん…って二宮先輩の人差し指が触れた。
真菜
和也
真菜
和也
真菜
和也
真菜
和也
そう言ってにこって微笑む二宮先輩。
真菜
和也
そう言う二宮先輩に一旦深呼吸をしたあと
真菜
そうゆっくり言った。
そう言った直後二宮先輩の胸の中にぽすっ…と収められる。
真菜
何が何だか理解できてない私は、戸惑った顔を浮かべれば、二宮先輩の方はいつもと変わらずふふって優しい笑みを浮かべていた。
真菜
そうひと声かければ一言、二宮先輩は私の耳元の近くで
“俺も、好きだよ”
って言葉を発した。
真菜
和也
真菜
和也
真菜
和也
和也
真菜
和也
そう言った後、二宮先輩の抱きしめる腕の力が弱まったと思ったら、私の唇に二宮先輩の唇が重なった。
真菜
和也
真菜
和也
そう言って優しく微笑む彼の姿。
和也
真菜
和也
そう言って真剣に見つめるその瞳に
真菜
和也
って私の大好きなあの笑顔でそう答えてくれた。
この日からこの日からだね。
彼と私の“関係”が始まったのだ
٭❀*END٭❀*
コメント
21件
最高のお話じゃないですかぁ!
ハッピーエンド!!素晴らしい👏
ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡