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ネオン
ネオン
ちぐさくん
そこには5人の俺と同い年くらいの青年がいた
ぷりっつ
1人は静かそうな子
あっきぃ
1人はガラの悪そうな子
まぜ太
1人はサイコパス味がある子
あっと
1人はテレビで見た事ある子
けちゃ
1人は辺りをキョロキョロと見回してる子
全員顔が良くアイドルっぽい雰囲気を纏っていた
ちぐさくん
その空気に押されそうになる
でも俺だってこれからアイドルになるんだ
自己紹介を、
ちぐさくん
ちぐさくん
ついつい大きな声になってしまい頬を少し赤らめる
お辞儀した頭を上げる
その時に気づいた
あっと
誰も俺の事なんか見てないんだって
みんな下向いてスマホを見たり本を読んだりしている
こんな調子でグループなんてできるか不安
そんな事を思っていた直後
ガチャッ
扉が開き若い男の人が入ってくる
そして俺らにそれぞれ自己紹介をするように頼んできた
こんな空気で出来るわけないそう思ったが
あっきぃ
さっきの舌打ちとは打って変わって元気な声を上げる
あっきぃ
あっきぃ
まるで当たり前と言わんばかりの元気っぷりにさっきと本当に同一人物か疑う
まぜ太
少し面倒くさそうに口を開いた
まぜ太
まぜ太
落ち着いた口調で話す
ぷりっつ
さっきの静かそうな様子とは裏腹に関西弁で話す
ぷりっつ
静かとはかけ離れたテンションだ
あっと
さっきと同じ雰囲気で話し出す
あっと
あっと
すごい事を淡々と言ってのけるあっとくんに尊敬を感じる
けちゃ
少し控えめな様子で話し始める
けちゃ
けちゃ
真面目、という言葉が当てはまる様子だった
ちぐさくん
さっきの誰も見ていなかった自己紹介を思い出し息が詰まりかける
ちぐさくん
ちぐさくん
俺らの自己紹介が終わるとマネージャーは満足気に去っていった
マネージャーが去るとまたさっきの空気に逆戻りだ
まぜ太
不意にまぜ太くんが俺を呼ぶ
ちぐさくん
まぜ太
ちぐさくん
まぜ太
ちぐさくん
まぜ太
まぜ太くんが立ち上がり俺の方に向かってくる
そうしたら
ポンッ
俺の方に手を置く
そして俺に言った
よろしくな
ネオン
ネオン