TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

田中宅

田中

ジェシーのやつ、『じゃあ行ってくるわ!AHAHA!!』なんて言って陽気に出ていったのに結局戻って来なかったじゃねーかよ

田中

は?今から…??

ピンポ-ン

田中

返事待たずに来たのかよ、笑

ガチャ、

田中

ったくお前さ、人の家来るなら遅くても30分ぐらい前とかに連絡しろよ、他に人いたらどうするつもりだったん─

田中

え、

そこにはジェシーと白樺聖夜がいた。

ジェシー

よっ!AHAHA!!

白樺聖夜

あ…どうも

田中

おいジェシー、なんでこの子がいんだよ((ボソッ

ジェシー

まあまあ!!色々あったんだよ!

田中

俺はその色々を聞きたいんだけど

ジェシー

とりあえずさ、今は中入れてよ!!そっから話すからさ!

田中

ったく…いいよ、入って

田中

適当に座ってて。お茶出すから

ジェシー

サンキュ!

聖夜

あ、お構いなく

田中

いいからいいから

田中、お茶を持ってくる

田中

悪い、今紅茶しかなくてさ。砂糖とか使う?

聖夜

私はストレート派なので結構です

ジェシー

俺もストレート〜

田中

ジェシーの好みは言われなくても知ってるわ!

間。

ジェシー

樹お前、また女のコ連れ込んだの?

田中

うるせえな、別にいいだろ。あと女の子の前で言うなそんなこと

ジェシー

すみませんでした

田中

…で、なんで突然俺ん家に来たわけ?

ジェシー

そうそう!校門の前でウロウロしてたらさ、ノエルちゃんの方から声掛けてくれて!!

聖夜

ちょっとそれは語弊が…

田中

ジェシー、ちょっと黙ってて。俺は聖夜の口から説明が聞きたい

田中

どうしてここに来ることになったんだ?

聖夜

この人、校門の前で色んな人に『白樺聖夜はどこ!!』って言ってて、みんなが怖がってたので声を掛けた迄です。そしたらなんかよくわかんないけど一緒にお茶しようってここに連れてこられました

田中

おい、俺の家はカフェじゃねんだけど。

ジェシー

ごめんって!でもさ、樹も会いたかったわけでしょ?だからいいじゃん!!

田中

そういうことじゃねんだって

ジェシー

あ!!!((クソデカ

聖夜

ビクッ

田中

なんだよ

ジェシー

ちょっと用事思い出した!!!俺帰る!!

田中

嘘くせー笑 まあでも帰れ。じゃあな

ジェシー

ノエルちゃんもじゃあね!!

聖夜

あ、さよなら

間。

田中

ごめんな、あいつ普段からうるせぇ奴で。

聖夜

いえ、元気が良くていいと思います

5分ぐらいの沈黙

聖夜

あの、ここには女性が結構来るんですか?

田中

あー、さっきの?

田中

別にそんな頻繁に来るわけじゃないよ、まあたまに来るってとこかな

聖夜

へえ〜

田中

つかさ、タメで話そうよ。たしか俺ら同い年だよな?

聖夜

あ、樹さんって高校3年生なんですか

田中

そーだよ。言ってなかったっけ

聖夜

聞いてない

田中

そういえば好きな人っているの?

聖夜

好きな人…

気まづい空気が流れる

田中

あ、ごめん!!なんか聞いちゃいけない感じだった!?

聖夜

ううん、私恋とかよくわかんなくて

田中

そう、なの?

聖夜

厳密に言えば恋をする意味が分からないって感じ

田中

もし良ければ理由、聞いてもいいか?

聖夜

田中

嫌なら話さなくてもいい!

聖夜

うちの両親、それぞれが不倫をしているの

田中

…え、

聖夜

両親は滅多に揃うことがなくて、例えば父が家にいる時は母が大抵仕事の都合で家を離れてて、母が家にいる時は大抵父が仕事の都合で家を離れてるの

聖夜

それで、1度家を離れると何ヶ月も帰ってこないから、父も母も堂々と知らない女や男を連れ込んで…

聖夜

それを見てて、なんのために恋愛をして、なんのために結婚をしてるのか全く理解できなくて。父も母もお互いが不倫してることは知らないし、だからこそ信じていいものも信じられなくなった

田中

そうだったのか…

聖夜

ご、ごめんなさい!こんな私情をベラベラと…

田中

あのさ

田中

俺とタイマン張らね?

聖夜

タイマン…?

田中

そう。俺、聖夜のこと好きになった

田中

でも、聖夜は恋をする意味がわかんない

田中

だからさ、俺が1ヶ月で聖夜を堕とせたら俺の勝ち

田中

1ヶ月で堕とせなかったら俺の負け。俺は聖夜の言うことをなんでも聞く

田中

どうだ?

聖夜

いいね、面白そう

田中

堕とすからには本気で行くからな?

聖夜

臨むところよ!笑

この作品はいかがでしたか?

100

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚