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風莉

……そうですか、

風莉

…では、日々樹先輩に伝えておいてくれますか?

風莉

キーンコーンカーン

夏目

…なんテ?

風莉

あ…、すいません

風莉

『ありがとうございます』

風莉

と、お伝えください。

夏目

…ボクは伝書鳩じゃないんだけどナ♪

風莉

お手数おかけしてすいません、

夏目

…キミのそういう言葉ガ、人を寄り付かせない原因だと思うヨ、ボソッ

風莉

……え、

夏目

…問題ないヨ♪

夏目

ボクも師匠に話したいことができたカラ。

風莉

………ありがとうございます、

夏目

(人を寄せ付けない、なんテ

夏目

(そんなノ、ボクの言えたことじゃないんだけどネ。

夏目

(……あ、

夏目

……雨雲、カナ?

夏目

(一雨降りそうだナァ…

放課後

生徒会室

風莉

…失礼します

天祥院

やあ、来たね。

風莉

…夢ノ咲に、生徒会なんてありました?

天祥院

ふふ、復活させたんだよ。

風莉

…そうですか

天祥院

おや、塩対応だね。

天祥院

まだ疲れが取れていないのかな?

風莉

…そうかもしれませんね、

天祥院

…ともあれ、

天祥院

本題を説明するよ。

天祥院

君は視線で訴えかけてくるばかりで口では話さないからね。

天祥院

それも、"お父さんの真似"かな?

風莉

……………

天祥院

ふふ、

天祥院

前に、警告をしたのを覚えているかな。

天祥院

流石に僕も痺れが切れてきてね。

天祥院

ちなみにこれは警告でも、忠告でもないよ。

天祥院

『IDOL HUNTERSは  解散しなさい。』

風莉

……………

天祥院

これは決定事項だからね。

天祥院

もう書類は作ってある。

天祥院

あとはリーダーである君のサインだけで

天祥院

『IDOL HUNTERS』という殺戮部隊は…

天祥院

今日を持って消滅するよ。

なんとなく

分かっていた気がした

空気を読むのは、 それなりに得意だったから。

風莉

わかりました。

僕の口からは

意外とすんなりと、その言葉が出てきた

そこからは、あまり覚えていない

ただ

自暴自棄になっていたことと

外は夕方なのに

雨雲のせいか暗くなり、雨が降っていたこと

覚えているのはそれだけだった

風莉

(あーあ…

風莉

(もう…

どうでもいいや。

風莉

(…どーせ、

風莉

(僕の人生じゃないし。

そう考えながら

僕は自分の頭をつかみ

僕自身の髪ではない、 白髪を頭から離した。

俗に言うウィッグというものを

僕は足元に放り投げた

なんとなく軽くなった頭には

僕の腰まで伸びる白髪が風に靡いていた

靴は脱ぎ、靴下も脱ぎ捨てる

屋上にはフェンスなんか無く

僕は一歩足を踏み出せば落ちる位置に体を移動させた

『さ、楽になろう』

そう思った時だった

閉じていたドアが 大きな音を立てて開いたのは。

追憶*悪魔と道化師のcazador Live

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