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握手会

ご本人様には関係ございません.

ぐさっっ"

鋭い音が会場内に響き渡る

それと同時に

何かがぶつかってきたみたいな

そんな感覚に襲われた

一瞬何が起こったか分からなかった

しかし確認してみると

へっ...

自分のお腹にナイフが刺さっていた

血はどくどくと流れていて

見ていられないほどグロかった

辺りを見渡すと

スタッフさんは焦っていて

メンバーはこちらに向かってきていた

そんな心配しなくてもいいのに

心底そう思った瞬間

俺は意識を手放した

...あれ

気がつくとそこは病院だった

俺はよく分からない器具に繋がれていて

腹部には包帯がぐるぐると巻かれていた

顔の横にあったスマホを手に取り

Twitterで軽くエゴサをした

案の定界隈は荒れていて

色んな人に迷惑をかけてしまったと

申し訳ない気持ちでいっぱいになった

後日メンバーはお見舞いに来てくれた

...手紙?

みんな忙しいのに...ごめん

も〜気にしなくていいの

なーくんの言う通りやで

俺のためにわざわざ手紙書いてくれたり

それで...

うんうん

今までの悩みとか聞いてくれたり

他にも色々なことをしてくれて

言語化出来ないほど素敵なメンバーだなって再実感した

その日からずっとメンバーはお見舞いに来てくれた

そして季節はダラダラと過ぎていき

5月24日

俺の誕生日に

俺の最後の呼吸が、病室に響いた

医者

莉犬さん

医者

_年5月24日ご臨終です

久しぶりの投稿でふ

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