調教

私は蒼衣。(あおい)

母と二人暮しをしている高校2年生だ。

父は幼い頃に死んでしまった。

うちの家は貧乏だが、母は毎日欠かさずお弁当を作ってくれる。

私はちゃんと幸せだ。

友達も沢山いて、毎日楽しい学校生活を送れている！

すべて母のおかげだ。

〜授業が終わる〜

母が倒れたことを先生から聞いた。

私は荷物をまとめて、すぐに病院に向かった。

優は私の幼なじみ。優だけが私が片親で貧乏なことを知っている。

母は息をしていなかった。

母は亡くなったと伝えられた。

私はすぐに病院を出た。

信じられなかった。お母さんがいないなんて。

私は沢山泣いた。涙が枯れるまで。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

優に何があったか全て話した。

優の家にしばらく住まわせて貰うことになった。

優の部屋だ。

昔から仲良かったけど、部屋に来るのは初めて。

優に心配かけたくない。笑わなくちゃ。

ｷﾞｭｯ…

優の匂いがした。

私はやっぱり、優のことが大好きだ。

優の息が荒い。

おかしい。優のこんな姿見たことない。

ｶﾁｬｶﾁｬ

抵抗する気力もなかった。

体が動かない。

足と手が固定されている。