回りを見渡す。
近くに看板があって、そこには
『獣軍人』
そう書かれていた。
日向(ひなた)
獣軍人…。
日向(ひなた)
ッ…!
―獣軍人は戦争にでる獣人の事です。
日向(ひなた)
アイツッ…!
―お父様!辞めて!
日向(ひなた)
ッ…!
日向(ひなた)
🍀🔔さんをっ…!
日向(ひなた)
助けねぇと!!
動こうとする。
グイッ…
日向(ひなた)
痛っ…。
足には鎖がついていた。
日向(ひなた)
こんくらい余裕だっつーの…
バキッ…
日向(ひなた)
外れたっ…!
日向(ひなた)
ε=(ノ・∀・)
他の獣人は車というものに次々と乗せられている。
鎖は外されているようだ。
ここで、俺だけ逃げて🍀🔔さんを助ける…?
そんな事できないよッ…!
人間
おい、0748番は!?
皆、返事をしない。
人間
おい、074H…
日向(ひなた)
こっちだよ。
人間
はぁ!?
日向(ひなた)
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
人間
チーン…
日向(ひなた)
獣人無しでは、何も出来ないくせに…
日向(ひなた)
全てしきってんじゃねぇよ!!
俺は、他の獣人を解放する。
獣人
た、助けてくれてありがとう…!
日向(ひなた)
ううん、お礼なんて良いよ。
日向(ひなた)
だって、俺達"仲間"でしょ?
獣人
…!
獣人
うんっ!
日向(ひなた)
東を真っ直ぐ進むと獣人の国があるよっ!
日向(ひなた)
だから、皆で逃げて!
獣人
うんっ!
獣人
でも、君は?
日向(ひなた)
俺は…
日向(ひなた)
大切な人を助けにいくんだ。
君はそう微笑んだ。
獣人
本当にありがと!
獣人
君も…絶対に来てね!
日向(ひなた)
うんっ!
僕達を助けてくれた名も知らない獣人ヒーロー。
彼の背中は
とても輝いていた。
日向(ひなた)
((クンクン…
俺は🍀🔔さんの匂いをたどって、家に向かう。
日向(ひなた)
ここを真っ直ぐ行けば
日向(ひなた)
🍀🔔さんの家だッ…!
日向(ひなた)
ここだッ…!
何度見ても大きいなぁ…。
🍀🔔さん、探せるかなぁ…。
日向(ひなた)
無理ゲーじゃん…。
って!
何で俺は弱音を吐いているんだッ!
頑張らないと!
🍀🔔さん…!
今から、俺が貴方を助けにいきますッ!