-hotoke-目線
僕には兄がいた
頭も良くて優しくて
喧嘩する事も多かったけど
仲のいい兄弟だったと思う
だけどIf兄は
僕が親から虐待を受けてることを知らなかった
知らなくて良かった
あの時、あの時
If兄の部活が通常通りあったら
僕がもう少し優秀だったら
こんなにもIf兄が傷つく事は無かったのかもしれない
”出来損ない”
”屑”
”お前なんて産まなきゃ良かった”
そんな事を言われていた時は
どれだけ楽だったのだろう
If兄はそんな事気づかずに
いつも通り家族と話して
友達と話して、勉強して
幸せな日々を送れていたのかな…
僕に生きる意味何てないんだよ
だからさ…
もうこれ以上If兄の人生を壊したくないよ…
お願い
自分を大切にして…
僕の事を助けようとしないで…
僕の憧れのIf兄でいてよ泣
💎
(If兄…大好きだよ)
If 目線
そこからは最悪の日々だった
歌い手という
唯一の生きる希望を失い
何をしても感情がなくなっていった
だけど
どれだけ苦しくても
ほとけの為に…
あれ…
ほとけって…
誰…?