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救出から数時間後。
病院の静かな個室に、消毒液の匂いが漂っている。
窓の外は、もう夜の闇に包まれていた。
🦈
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強がって答えたけど、声が震えてるのは自分でも分かってた。
あの瞬間の恐怖がまだ体の奥でうずいてる。
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沈黙。
こさめは俯いて、小さく息を吐いた。
🦈
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俺は、ずっと逃げてきた。
家からも、過去からも、自分自身からも。
でも——もう、それじゃダメなのかもしれない。
🦈
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🦈
その言葉に、何かが決まってしまいそうで怖かった。
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ぬし
ぬし
ぬし