/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
心春
そうそう
心春
ばくしょーなんだけど
それな〜
心春
あ、お母さんからチャットきた
なんて書いてあるー？
心春
心春！
心春
って
私もこれから出かけるね
心春
じゃ
母
心春！
心春
何？
母
母
心愛が死んだ
心春
は？
母
私も今電話が来たの
母
あなたの娘が死んだって
心春
イタズラじゃなくて？
心春
お母さんよくひっかかるし
母
今病院にいるの
心春
あ、
心春
そう
心春
どこの？
心春
私も行く
母
中央大学病院
心春
はーい
妹のあいつは学生だった
高校1年生だった
青春を楽しむ歳だった
心春
心愛
母
まだ生きて欲しかった…
心春
願っても心愛は帰ってこないよ？
母
わかってるわよ
母はやつれた
母子家庭だったうちに
悲しみが走った
心愛の学年費は私が払ってた
代わりに私の大学費は 母と割り勘で出してた
そんな私に心愛はこっそり
自分の月の小遣い (5000円)
から引いて
月1000円
私にくれた
その文学年費払えるように
バイトを頑張ってた
貧乏なうちはよく
いじめ
を受けていた
母には打ち明けず
乗り越えてきた
心愛は私に言った
心愛
私…いじめ…耐えられない
心愛
お姉ちゃん、一緒に死のう？
─と
死ぬ覚悟はあった
でも死ねなかった
心愛は交通事故で死んだ
身を投げたのだろう
心春
心愛
その日、うちは
心愛の部屋を綺麗にした
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
