ナムギュ受け

※ミンスくんが意味不明な行動してます※ ※サノ←ナム要素あるかも※

ミンス視点

セミさんを殺されてから ナムギュさんとは別々に行動している 絡まれない事に安心しているはずなのに 何故か気になって彼を見てしまう

…

今まで見ているだけだったのに 気が付いたら彼のベッドの前に来てしまった そして寝ている彼から サノスさんのネックレスを盗んでしまった 自分でも自分の行動がよく分からないまま 急いで自分のベッドへ戻った

彼は必死にネックレスを探していた 今まで関わってきて良い事なんてなかったのに 彼に話しかけてしまった 今まで通りあたりは強いけど 僕でも分かるくらい彼は弱っていた

…

彼はどんどん弱っていった いつも真っ黒な瞳で一点を見つめて ぶつぶつと何かを言っている そんな彼を見て罪悪感を持ったのか ネックレスを握りしめて彼の元へ向かった

今の彼は少し押しただけでも 倒れてしまう程弱っていて 本人もそれを分かっていた

薬を半分に割って、彼の顔の前に差し出す すると、彼は目を輝かせて 薬を口に入れて僕の手を握ってきた ナムギュさんが凄く可愛らしく見えた サノスさんはいつもこの顔を見てたんだ

薬を飲むと彼はすぐに元通り 凄く懐かしい気がして嬉しかった ここに来なきゃ会う事なんてなかっただろうけど 別の場所で出会いたかったな

薬を渡した時から彼が可愛く見えてしまって つい頭を撫でてしまった 慌てて手を離して顔色を伺うと 嬉しそうにも悲しそうにも見える 複雑そうな表情をしていた サノスさんを思い出したのかもしれない

彼がした事は変わらないし許される事ではない それは僕も同じ 僕に勇気があれば今も生きていたかもしれない こんな事言う権利なんてないけど セミさん達の分まで僕らは生きたい