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ほっしぴあいいいいあいいいあいいいい、あ!!!!!!!!! 久しぶりいいいい!!!!
一つ一つの表現がとても凝っていて素敵です✨ 特に最後の「君の残飯の様な人生だ」は心に響きました! 物語自体も深くて面白かったです(っ´ω`c)
あなたの作る作品は…。 あぁ、なぜこんなに面白いのだろうか. 星守様. 尊敬〜〜どんだけー
遠くでお囃子の音がする。
祭から帰ってきた僕は
君の好きな林檎飴を片手に、
窓の傍に座る。
空は夕闇に染まり
子供たちの声が聞こえる。
ふと、君のことを思い出す。
君はあの日、
どこからかくすねて来た毒を、
花瓶の中に入れ
"それ”を飲み干した。
『死』
という誘惑に負けた君の、
世界一我儘な行動だ。
でも僕はそんなのどうでも良かった
一緒に逝けなかった僕に、
意気地無しの僕に、
仏壇に座って、
君はなんと声をかけるだろう。
脳髄に刻まれた記憶を辿って。
君に漸く伝えられた。
優馬
僕のすぐ後ろで、
朱里
と言う君の声が聞こえた…
…ような気がした。
振り返っても誰もいない。
仏壇に置かれた写真の君は
僕には見せたことの無い
笑顔だった。
嗚呼、もしも。
もしもその日が
氷点下の真冬だったのなら。
この恋にも諦めがついただろうか。
優馬