テラーノベル
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お兄ちゃんは、意地が悪かった。 口は悪いし、すぐ馬鹿にするし、デコピンは痛いし。 でも、振り返ればいつもそこにいた。
ある年の夏
松田深緒
リビングへ顔を出すと、陣平はソファへ寝転がったまま、漫画を読んでいた。
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
深緒はむっとする。
松田深緒
松田陣平
松田深緒
ぶーぶー言いながら、深緒はソファへ倒れ込んだ。
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
陣平の腹へ頭を乗せる。汗の匂い。柔軟剤。 全部、“お兄ちゃん”の匂い。
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
沈黙。数秒後。
松田陣平
陣平が勢いよく立ち上がる。
松田深緒
押しのけられ、床に落ちた。
松田陣平
松田陣平
ぱぁ…っと深緒の顔に笑顔が浮かぶ。
松田深緒
兄はいつも優しかった。そんな兄が、大好きだった。
また、とあるテスト期間。
深緒はリビングの机へ突っ伏していた。
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
深緒はシャーペンを投げる。
陣平は、問題集を覗き込んだ。
松田陣平
松田深緒
松田陣平
数秒黙る。
松田陣平
松田深緒
松田陣平
ノートへさらさら式を書く。深緒は目を丸くした。
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
深緒はむすっとする。陣平は少し笑った。
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
深緒がクッションを投げる。
陣平は避けもしないで受け止めた。
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
深緒は少し迷ってから、机へ突っ伏した。
松田深緒
松田陣平
松田深緒
返事はなかった。
⸻
気づけば、朝だった。
松田深緒
毛布。暖房。 机の上には、コンビニのおにぎりと、紙パックのカフェオレ。そして付箋。
『寝起き悪ぃから先食っとけ。別にお前ならテスト大丈夫だろ』
松田深緒
振り返ると、後ろのソファで、なにもかけず陣平が寝ていた。
松田深緒
松田深緒
深緒は少し笑った。
そんなことを思い返していた。 ドライヤーの音が止まる。
降谷零
松田深緒
少し掠れた声。深緒は慌てたように笑う。
松田深緒
松田深緒
松田深緒
あはは、と頭をかいて笑う。
降谷零
松田深緒
降谷零
深緒は、何も答えることができなかった。静かに夜が沈んでいく。
#名探偵コナン
#ごほんにんには関係ありません
コメント
7件
あとさっき見たら#名探偵コナンの3位にこの作品入ってたよ!

それな。叫びそう。毎度の如く最高でした。続き早く見たです!
やばい感動して… 叫びそう(ナンデソウナッタ)