「お疲れ様〜」
「うぃ!お疲れぇ!」
「飲みに行く?」
「お先に上がります〜」
先輩達が流れるように帰っていく中 1人…デスクに座ってずっとパソコンをいじっている俺
『んじゃキム、よろしくなぁ?』
慣れてしまった先輩からの仕事の押し付け 慣れちゃいけないんだろうけど……
まだ今日はマシな方 ざっと見て…早くて3時間、遅くて4時間ってとこかな?
そして現在の時刻は夜の11時
『……もうひと頑張り…』
気合いを入れる為にエナジードリンクをグビっと飲み干しパソコンと向かい合う
早速取り掛かろうとした瞬間__
"ドサッ"
『キム、忘れてたわ、これもな』
あぁ…今日は寝れないな… と新たに追加された資料の数を見て悟った今日この頃
俗に言うブラック企業に勤めている 俺、キム·テヒョン
大した青春もせず、高校を卒業した後一心不乱に働き、そのお陰で貯金は要らないほどある訳で
ただ…その代わり何かを失った気がする
生きがい…ってやつかな
こんなの俺が望んでた人生とは違う
けど………
この仕事をやめるってのもうーんって感じ
金はあるけどニートになったらすぐに父親が飛んで怒鳴ってくるだろうし
この書類をひたすら片付ける作業にも慣れちゃったし…慣れちゃいけないんだろうけど…
ただ一つ心残りがあるとすれば……
『恋愛してぇ〜…』
キム・テヒョン、21歳 この男、1回も恋愛をしてないのである
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途中まで放置してたのを完成させた ♡1個でももらったら続けようかな…
コメント
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続きが読みたいです
うひゃー!!サイコウダー!🥰🥰
お話久しぶりすぎて涙、