俺はジェットリングダガー！

手下達と一緒に建物に攻撃をする。

何処からか、力強い声が響く。

地面を蹴る音。

そして、着地する、 ツインテールの美少女。

聞いたことあるぞ…。 たしか、そいつにボコられると、いかに怪人とて考え方を変えられ、味方にしていくと…。

勝てるか…？

試してやるかぁぁ！！

俺は人差し指を魔法少女に向ける。

これが悪の力だぁ！！

ジェットリング。 ジェットリングダガーの得意技。

指にはめた呪いのリングを飛ばし、あたった対象の聖なる力を一時的に解除する。

だが、魔法少女は空間転移をし、それを避ける。

そうだった。皆にも命令しなくては。

まずは、相手の居場所だ…。

どこだ…？

声のする方へ見ると、何処にもいなかった。

ビルの屋上を見ると、微かだが、誰かがいるように見える。

そして、屋上から飛び降り、こちらに向かってくる。

屋上からくるそのキックは、かなりの威力をもっていそうだった。

ジェットリングダガーは身に付けているリングを魔法少女にとばす。

その１つ１つのリングは、それぞれバラバラな能力を持つ。

俺に勝てるはずが…。

ゲシィ！！！！

コツコツ。と、ヒールの音。

うぐっ。これはへこむ。

しかし、よく俺生きて帰ってこれたな。

粉々になると思っていたぞ。

だが、これでいい…。

次は、容赦せぬ…。