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1 - この思いに気づいて。

♥

200

2021年08月22日

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ーYOONGIー

ユンギ:ねえ、ヒョン?

ジン:うん?

ユンギ:これ、あげます

そういって俺は、 彼にピンクの胡蝶蘭を差し出した

ジン:これ…、胡蝶蘭?

きれいだね、ありがとう。

「きれいだね」ー。

俺に向けられた言葉じゃないのに、 ドキッとしてしまう。

ジン:なんで急に花なんかくれたの?

ユンギ:えっと、その…。

いつもお世話になってるし…、

ヒョンはピンクが好き じゃないですか。

ヒョン、違うんです。

「あなたを愛しています」

それが、 この花の花言葉。

ジン:そ、そうだよね。

ありがとう、部屋に飾るね。

なぜか切なげに言うヒョン。

迷惑だったかな、花なんてー。

ーJINー

ユンギヤ、

気がないなら、僕に構わないで。

僕は君が好きでたまらないのに。

ピンクの胡蝶蘭の花言葉、 知らないの?

・・・。

「「あなたを愛しています」」

気がないくせに、 これ以上ヒョンを苦しませないでよ…。

ジン:なんで急に花なんかくれたの?

期待したじゃん。

僕のこと好きなのかな、って。

それなのに…。

いつもお世話になってるしって。

これは告白として 受け取っていいの?

教えてよ、ユンギヤ…。

ーYOONGIー

ジン:ねえユンギヤ。   たまには二人でバーにでも行かない?

ヒョンのお誘いで、 俺たちはバーにやってきた。

ジン:プレリュードフィズ1つ。

花のお返しだよ、 と注文してくれた、 一杯のカクテル。

僕はドキッとせずにはいられなかった

なぜならー。

カクテルには、花と同じように 「カクテル言葉」がある。

ヒョンが選んだ 「プレリュードフィズ」

その花言葉は、 「君の真意を知りたい」だったから。

シュワッと溶けて、 口の中に広がった苦味が、 とても切ない。

ーJINー

ユンギ:ヒョン、ごちそうさまでした。

バーを出て、 二人で歩く夜道。

「あなたの真意が知りたい」ー。

伝わるわけがないのに、 微かに期待している僕がいる。

ただ何もせず、 二人で夜道をひたすら歩く。

ユンギ:ヒョン。

ドキッとしてしまうような 低く心地よい声で、

ユンギが僕のことを呼んだ。

ジン:ん?

ユンギ:今から俺が言う言葉、

ユンギ:全部俺の勘違いだから…、    気にしないんでほしいんですけど。

ジン:うん、どうしたの?

ユンギ:僕の真意は、    花言葉のとおりです。

ぼそっと呟くユンギ。

ジン:…え?

ユンギ:ごめんなさい、    聞かなかったことn…

切なげな横顔で言うユンギ。

ユンギ:…んっ。

僕は気づいたら、 彼にキスをしていた。

ジン:あ、ごめん。その…、

慌てて唇を離す。

ジン:ごめん、本当に。 つい…。

謝りかけたその時、 僕の唇に柔らかいものが当たる。

ジン:…っふ、ん…。

「やめないでくださいよ、ヒョン」

ユンギが耳元でささやく。

月夜に照らされる 君の桃色の頬が、とても美しかった。

END

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ふうわぁぁぁぁぁぁスッキッ💜

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