能力は【破壊】のようで。

俺の隣にいた志麻くんがそうつぶやいた

俺と志麻くんは今校舎全体を白いチョークで囲んでいる

そんなことを話しながら、魔法陣を書き進める

うらたんが【記憶操作】で校舎内にいる生徒全員の記憶を操作する…

まぁ、操作言うても…、1部の記憶を消すだけであって、

人間に身体的な害はない

あいにく、【記憶操作】ができるのあの4人の中で俺と志麻くんだけ

うらたんとさかたんは破壊された林を処理している

手についたチョークの粉を払い、校舎を見上げる

そして、目を瞑り全身集中をした

え、なにしたのかって？

これは俺のもう1つの能力【千里眼】

遠くのものを見通す力、距離の放れたものや人の行動を見通すことができる能力

使いすぎると目や頭を痛めてしまう

さっき使ったのは、校舎に出る生徒はいないか確認するため

ん？あんなに騒ぎ大きかったのに、なんで混乱する生徒がいないかって？

いやぁー、センラも騒ぎが大きかったし、

もうそらるさん達とかにバレてるかなぁー、と思ったんやけど…

この学園の大騒ぎや大事は、日常茶飯事ってことすっかり忘れてたわ…笑

ある時はうらたんが校舎全体を蔦で絡ませ、

ある時は志麻くんがムカつく生徒を毒で攻撃し、

ある時はさかたんが技術室の木材を燃やし、

今思い返すと愉快やなぁ〜←

志麻くんがそう返事したあと、地面に膝をつき魔法陣の隅に触れた

そして、能力を発動した

□■□■□■□■□

さかたんが俺たちに向かって明るい笑顔をしながら手を振る

うらたんは俺と志麻くんの顔を見たあと、ゲッとした顔をした

とぼとぼ歩きながらうらたんとさかたんのそばに寄る

すると、さかたんが、

うらたんが少し控えめに俺たちの肩を叩く

さかたんはその様子を見て、首を傾げる

とりあえず、校舎全体にかけた記憶操作は一応成功はしたっぽい…

それのおかげで、こっちは体力が結構なくなりお疲れモード

がんばれ俺

……To be continued

♡300いったらつづきだします。