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流星side
ふと目を開けると...
そこは パーティー会場ではなく 何処かの楽屋裏。
一瞬、何が起きたのか... 全く分からず放心状態のまま立っていた。
ここはどこだろう。 大ちゃんの婚約パーティーにいたはずなのに
まさか、本当に...願いが、叶った...?
キョロキョロしているとどこからか 聞き覚えのある声が。
大吾
流星
振り向くと...
大ちゃん...?! なんで今更、おおにっちゃんなんて。
そして今よりも若い。19?20くらい。
って事は僕は... 近くの窓ガラスで自分を見ると
流星
多分...14か15歳の僕。 中学生の僕が写っていた。
えっ、どうなってるの?
......!!
もしかして...本当にJr.の頃に戻ってきちゃった?
そんな事あるの?
大吾
流星
大吾
あっ...コンサート終わりか。
そこで僕は思い出した。 確か...コンサート終わりによくみんなでご飯に行くって いうのがお決まりだった。でも、僕は歳が離れてるから... コンサートには出られても ご飯には行くことができなかった。
それが悔しくて、悔しくて... お母さんに泣きついてたっけ...
そして...多分この頃。 僕が大ちゃんを好きになったのは。
ということは... 本当に過去を変えるために ここに来たってこと?
それなら...
流星
思い切って言ってみた。
大吾
流星
って、今は中学生か...
すると向こうから聞き覚えのある声。
大橋
その声は...大橋くん! 大橋くんも...若い...。
大橋
大吾
流星
やっぱりダメか... でも、ここで引き下がったら せっかく過去に戻ってきた意味がない。
どうにか爪痕だけでも残さないと...
そう思って僕はトイレに隠れて みんなが会場を出ていくのを待ち... 後ろを着いて行くことにした。