おれ
おれ
おれ
おれ
おれ
おれ
アルバーン
ワッフルを話題に出されて、ちょっと焦って出てきちゃったけど、待ち合わせまでまだあと30分もある。
ここから待ち合わせ場所までは10分で着くし、あんまり早く行ってもなぁ…と迷う。
アルバーン
悩んで1分。 結局待ち合わせ場所に向かうことにした。
アルバーン
やっぱり早く着きすぎちゃった。 そんなことを考えながらさっきのことを思い出す。
別に焦る必要はなかった。 だって今回はいつもとは違うから。
今の僕は、お兄のことは好きじゃない。
今まではお兄に嫌われないようにって、隠してたけど、別に隠す必要はないって思うし。大体、もう今となってはバレてるしね。
それに…
お兄だって、シてたし__
ナギサ
突然掛けられた声に、バッと顔を上げる。
アルバーン
ナギサ
イケメンだな… 最初の感想はそれだった。
あと、なんか、お兄に雰囲気が似てるなって。
アルバーン
ナギサ
アルバーン
アルバーン
ナギサ
アルバーン
ナギサ
アルバーン
ナギサ
アルバーン
…
少し話してわかったけど、ナギサさんは僕の一個上、あぁ、お兄と同い年の先輩。
アプリを使うのは今回が初めてらしい。でも経験はあるみたい。 まぁナギサさんかっこいいしモテそうだし、それはそうだよね。
ナギサさんは話してるだけで優しいのが伝わってきて、あと、イケメンだった。
少し後になって気づいたけど、予定より早く集合場所に来てくれるとことかが、やっぱり、
アルバーン
ナギサ
アルバーン
ナギサ
アルバーン
ナギサ
アルバーン
反応を見る度に「似てるな」なんて思ってしまって。
好きじゃなくても、やっぱり忘れられないことを再確認させられたような気がした。
サニー
家を出てから探してみたけど、周りにアルバーンは見つからなかった。
サニー
なんで、なんで、逃げるように出て行っちゃったんだろう。
なんで、俺を見る目がいつもと違ったんだろう。
なんで、ワッフルを作ってくれたんだろう。
なんで、なんで。
家を出てから少しおさまっていたグルグルが勢いを取り戻す。
サニー
視界がぼやける。
彼も、僕を思ってこんな風に泣いたことがあったんだろうか。
サニー
1歩前へ動かした右足は、少し震えていた。
アルバーン
僕達はホテル街に足を運んでいた。
ナギサ
アルバーン
ナギサ
アルバーン
ナギサ
ネオンカラーに照らされた顔がさっきよりも綺麗に、いや、美しく見えた。
アルバーン
ナギサ
アルバーン
…すみません、ナギサさん。
今、非常事態です。
ナギサ
アルバーン
……最っ悪だ。
ナギサ
アルバーン
これじゃまるで僕が、度々飲み会に出現するお財布忘れちゃったお姉さんみたいじゃんか!!!
ナギサ
アルバーン
ナギサ
アルバーン
顔に熱が集まる。
だって、その顔でそんなの言われたら…
アルバーン
頷くしかないじゃん…
グイッ
ナギサさんに手を引かれる。 僕の手を引くてはやっぱり優しくて、そして、少しあったかかった。
もういい。今日はナギサさんに溺れてしまおう。 ね、許してください。 明日からはきっと頑張るから。
???
アルバーン
あぁ、そうか。 この世界は僕のことを、許してなんてくれないみたいだ。
コメント
21件
今………気付いた……あぅばぁぁん!!
更新してたの今気づいたよ😳 テストお疲れ様!! 見るの遅れた分一気読み出来るのは嬉しいかも…🤭