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〜第1夜〜
秋山
時刻は深夜1時、秋山はゆっくりと体を起こした。
奴の音がうるさすぎて眠りにつけなかったからだ。
この問題を解決しない限り、秋山の安眠は保証されない。
幸いまだ噛まれてはいないため、痒さに悶絶して朝を迎える事態は確定してはいない。
秋山
秋山は部屋の明かりをつけ、ベッドの横の床に足をつけた。
今この瞬間、夜の戦争が始まったのだ。
秋山
奴は人が寝る時はうるさいくせに、人が殺そうとする時は息を潜める。
秋山
秋山はジッと景色全体を俯瞰する。
その時、秋山の目が1つの点を捉えた。
秋山
蚊
秋山と蚊に緊張が走る。
秋山
秋山は固唾を飲み、両手を大きく開いた。
秋山
秋山
パァン!!
クソデカい音が部屋に鳴り響いた。
蚊
秋山
蚊は秋山の左右挟み撃ち攻撃を、上に飛んで避けた。
秋山の策は筒抜けだったようだ。
ただここで見逃してしまえば、次見つかるのがいつかは分からない。
秋山は瞬時に次の策に移る。
秋山
秋山は冷静に蚊の動きを分析していた。
秋山
パァン!
2度目の響き渡る音、滴る秋山の汗。
蚊
秋山
秋山
秋山は上々気分でサッと手を洗い、電気を消してベッドに飛び込んだ。
秋山
1度覚醒状態となった秋山は、中々眠れずにいた。
秋山
秋山
ただ秋山はまだ知らなかった。今宵の地獄は始まったばかりだということを。
秋山
秋山の腕には、もう既に奴に犯された痕跡が残っていた。
秋山
蚊
秋山
そう、奴は1匹ではなかったのだ。
秋山
時刻は深夜2時、秋山はゆっくりと体を丸めた。
秋山
この問題を解決しない限り、秋山の安眠は保証されない。
秋山
今この瞬間、夜の戦争が再び始まったのだ。
蚊