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『生存確認不可』
その文字を見た瞬間。 リビングが静まり返った。 りうらは画面を見つめたまま動かない。 まるで、 そこだけ時間が止まったみたいだった。
ほとけ
ほとけが小さく呟く。 ないこが頷く。
ないこ
りうらの指先が少し震える。
りうら
無理に笑おうとする
りうら
誰も笑わなかった。 ないこは画面をスクロールする。
ないこ
りうら
りうらが珍しく即答した。 全員が少し驚く。 普段なら、 自分の過去の話なんて避けるのに。 ないこは何も言わず画面を渡した。 りうらは黙って読む。 数秒。 十秒。
そして
りうら
小さな声。 しょうが心配そうに覗き込む。
しょう
りうらは画面を見つめたまま答える。
りうら
りうら
悠佑
悠佑が聞く。 りうらは少し首を傾けた。
りうら
悠佑
りうら
少し思い出したように笑う
りうら
その記録の横にも。
『行方不明』の字
次も。 その次も。 ほとんどが、 まともな記録になっていなかった。 初兎の表情が曇る。
しょう
りうらは何も言わない。 ただ画面を見続ける。 すると。 あるページで手が止まった。 ないこが気づく。
ないこ
りうら
画面の端。 小さな備考欄。 そこにはこう書かれていた。
『第七施設へ移送』
りうらの瞳が揺れる。
ないこ
りうら
まろ
りうら
リビングの空気が張り詰める。 りうらは画面から目を離さず呟いた。
りうら
誰も喋らなくなった。 外では風が窓を叩いている。 ないこはゆっくり端末を閉じた。
ないこ
ほとけ
ほとけが顔を上げる。 ないこの目は真っ直ぐだった。
ないこ
ないこ
その瞬間。 りうらの心臓が嫌な音を立てた気がした。 思い出したくない。 関わりたくない。 そう思うのに。 画面に並んでいた番号たちが、 頭から離れない
そして―― あの白衣の男の言葉も。 『次は回収する』 りうらは無意識に拳を握った。 その様子を、 ないこだけが静かに見ていた。
いつか(作者)
初の♡150越えありがとうございます!✨
いつか(作者)
コメント
2件
この先大丈夫かな.....🥹💦 投稿ありがとう!
もう、第20話の張り詰めた空気がすごかったです……。りうらが過去の記録で「死んだことになってる」って自分の名前を見つけるところ、ゾッとしました。それでいて「第七施設」っていう噂だけで戻ってこない場所が次の目的地になる流れが、怖くて引き込まれました。いつかさんのこういう“静かに絶望”させるような描写、本当に刺さります。次が気になって仕方ないです……!