警察と悪役。

さとちゃん、何考えてるんやろ

あの日から分からんくなったんよな

俺は学生の頃友達に裏切られた

そんな奴らが

警察になりたいと言っていた。

そんな日にさとちゃんに呼び出された。

さとちゃんの顔は

真剣だけど、どこか苦しそうで、

目を離すとどこかに消えてしまいそうな顔をしていた。

そして俺らは家と学校から出ていって、

貯金を使い電車で遠い所に逃げた。

さとちゃんの考えとる事よく分からんかった。

それから大人になり犯罪者になった。

自然と仲間が増えていった

そんな時莉犬出会った。

さとちゃんから手を差し伸べるのは初めてで、

何を考えてるのか分からへん

でも、莉犬の顔をみてすぐ分かった。