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爺さんの語りもの

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爺さんの語りもの

9 - 爺さんの語り物

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32

2021年07月04日

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ナレーター

悪魔を信じぬ愚か者

ナレーター

とある村にNとOという2人の若者がいた。

ナレーター

2人は幼なじみの関係であった。

ナレーター

片方が運動をすれば片方は読書。片方が雨を好めば片方は晴れを好むと、何かと対をなすかのような存在であったが2人の仲は良好であった。

ナレーター

ところ変わってここは村から遠く離れた森の奥にある湖。

ナレーター

ここには人をからかうことが好きな悪魔がいた。

ナレーター

ある朝、悪魔のもとにNがやって来た

悪魔

「なんだ…お前は。」

N

「…あなたが悪魔ね。…お願いがあるの」

悪魔

「ほう、願いか。なんだ、言ってみろ。」

N

「相手の『私に対する好感度』を見えるようにする力が欲しいの。」

悪魔

「何故?」

N

「それは…」

悪魔

「言わないのだな?」

N

「ケンカ。ケンカしてしまったの。だから」

悪魔

「成程。どう思われているか確認せねば恐ろしくてたまらぬのだな。やはり人間とは滑稽極まる。」

N

「…」

悪魔

「まあよい。叶えてやろう。ただし私も悪魔。それ相応の代償は…頂くぞ?」

ナレーター

その日の夜。今度はOがやって来た。

悪魔

「なんだ、お前は。」

O

「悪魔だな?お前が。頼みがある。」

悪魔

「願いだな?言ってみろ。」

O

「相手の『俺に対する嫌悪感』が分かるようにして欲しい。」

悪魔

「何故?」

O

「ケンカしちまったんだ。だから」

悪魔

「どう思われているか知らねば恐ろしいと、やはり人間とは弱いものよ。」

O

「…」

悪魔

「まあ良い。その願い叶えてやろう。ただし私も悪魔。相応の代償は頂くぞ?」

悪魔

「クックック…貴様ら2人にはお似合いの代償だ…」

悪魔

「N、O、良き組み合わせであったぞ?」

ナレーター

その後NとOが絶望した。そしてその絶望は歪んだ憎しみへと変わった。

ナレーター

そしてあの仲睦まじい2人の姿はなくなってしまった。

ナレーター

ことが終わり真実に気づくとき、残されたものは更なる深い絶望を味わうだろう。

???

「正義の反対は悪か、はたまた別の正義か。好きの反対は嫌いか、はたまた無関心か。難解なものじゃ。」

???

「ところで天ノ弱という曲は知っとるか?」

流星

「急に何の話だよ…知ってるけど。」

???

「どちらが好きじゃ?はやいかおそいか」

流星

「あぁ…はやい方。てかGUMIが好き。」

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