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もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
剣持刀也
自分でも何をやってるのか わからない。
理不尽な怒りが ふつふつと湧いてくるのを 止められない。
伏見ガク
剣持刀也
何がしたいんだよほんと。
ガッくんを 困らせたいわけじゃない。
でも。
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
別れよう。と 大きなツリーの真ん前で 僕は早口で捲し立てた。
周りのカップルの 射るような視線に いたたまれなくなり、 その場を去ろうと走り出した。
ガッくんが 優しすぎるのが悪いよ
僕の事ばっかり考えてないで
もっと 自分のやりたいこと したら良いのに
目頭がきゅうと熱くなる。
僕だって ガッくんのものになりたいだとか
心も体も染めてほしいとか
もっと深くまで知りたいとか
めちゃくちゃにしてほしいとか
確かな愛がほしいとか
えっちしたいとか
ずっとずっと思ってたのに。
同じ気持ちじゃなかったんだ。
多分もう無理なんだ。
堪えきれなかった涙が、 ポロポロと溢れる。
いつの間にか“あの公園”に居た。
急に右ポケットが震える。
画面を見ると
甲斐田くんからのメール。
迷わずタップして 文面を見ようとすると 右手にまだ 手袋を着けたままだったと 気付く。
もたつきながら外し、 ポケットに入れる。
甲斐田くんからのメールは
今夜食事でもどうですか
という内容
2人きりではない。
ろふまおの 打ち上げ的なものだという。
野郎だけで集まって 何が楽しいんだよ、と 思わず笑ってしまう。
恋人いる人間を クリスマスに飯誘うんじゃねぇ
と送ると、すぐに既読が付き、
返事が来た。
恋人がいるなら メールなんて見ないでしょ
なるほど、一理ある。
行きたい
と短く送ると、
了解!
と本人のスタンプが返ってきた。
剣持刀也
と笑っていると、
迎えに行きます。今どこですか
と送られてきた。
あの公園
とだけ送る。
これで彼には伝わるだろう。
もくもくの
剣持刀也
伏見ガク
もくもくの
剣持刀也
伏見ガク