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Nakamu視点
青柳 時
休み時間毎に俺に会いに来る。
そんな彼は相当な物好きだと思う。
中村 水樹
青柳 時
仲良い友達に見えるかも知れないが、俺は彼のことをあまり知らない。
彼の名は、青柳時(あおやなぎとき)だったと思う。
彼の愛称はきんとき。 そう呼ばれているのを聞いたことがある。
そして何より、彼はα。
αなのだ。
青柳 時
中村 水樹
どうせいい人ぶって近づいて、俺が彼を信用したころには喰われてることだろう。
αはΩを下に見て、自分たちの性欲を処理するだけの道具だとしか思ってない。
だから気持ち悪いほどΩに優しくする。
猫撫で声で、吐き気がするような、甘ったるい情慾に滲んだ瞳で。
青柳 時
中村 水樹
中村 水樹
青柳 時
青柳 時
「愛してるよ〜!」と投げキスを俺に投げて教室に戻ってしまった。
αに求愛されて困ってます。
きりやん視点
俺には好きな人がいる。
同じクラスの図書委員である彼。
彼がいるから、好きでもない図書室にも通うようになった。
紫崎 笑
桐谷 要
コテっと首を傾げて近づいて来る。
仕草一つ一つが様になっていて、美しい…とでも言っておこうか。
紫崎 笑
紫崎 笑
桐谷 要
紫崎 笑
普段笑うことのない彼がふわりと微笑んだ。
その表情が好き。
偶に見せる感情のギャップに惚れたのだ。
でも、それでも彼はα。
俺と同じαだ。
その事実に、何度絶望したことか。
でも、それでも俺は、彼と親しくなりたかった。
恋人でなくとも、それ相応の…彼にとっての特別になりたかった。
まだ親しく話せるような関係ではないけれど、
いつかこの気持ちを彼に伝えたい。
そしていつか彼に告白できるまで、
勝手ながら愛し続けるから。
Broooock視点
部活もないのにこんな時間まで教室に残っているのは、間違えようのない僕の幼馴染のシャークん。
こんな無防備に寝てて…、自分がΩだって自覚ないの?
今目の前にいるのが、αだって分かってないの?
赤城 琉久
赤城 琉久
鮫上 翠
赤城 琉久
鮫上 翠
鮫上 翠
ポヤポヤと眠そうに返事をする彼の荷物を片付ける。
取り敢えずは、鞄の中に放り込んだらいいだろ。
鮫上 翠
きっとシャークんは自分がΩだってバレてないと思ってる。
多分鞄の中には何か会ったとき用に抑制剤でも入ってるのだろう。
だから鞄の中を隠そうとする。
それを僕は気づいていないふりをする。
赤城 琉久
そう言って彼の鞄を持ってあげる。
鮫上 翠
赤城 琉久
鮫上 翠
彼の恋人になりたいとは何度も思った。
でも、君は僕の気など知りもしない。
君の隣は僕がいいと思うのは我儘なのかな。