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吸血鬼

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吸血鬼

1 - 第1話

♥

53

2024年12月08日

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kn✖︎nk

ご本人様に関係✖︎

地雷の方はお戻りください

 

start

 

ガタガタッ

人がいない夜の公園で、俺はコーヒーを買っていた。

こんなもので喉の渇きが癒えるわけでもないが、なにか飲まないと落ち着かない。

kn

は〜ぁ…

俺は生まれつき、人間の血を飲んで生きてきた。 まあいわゆる、【吸血鬼】だ。

kn

喉乾いた〜

kn

もぉやだぁ〜、、

俺はここ一週間、人間の血を飲んでいない。

美味しそうな人間がいないからだ。

もちろん、吸血鬼にも味の好みってものがある。

俺は最近、どの人間をみても自分の好みじゃないな、と思ってしまう。

kn

マズイ人の血飲みたくないなー、

思わず独り言を呟いてしまう。

そのとき、誰かが公園にやってきた。

kn

…?

こんな夜遅くに公園に来る人なんているんだ…

俺はふとそんなことを考えて、自分も公園に来ているということを思い出した。

俺も来てるんだった…最近はこれが当たり前になっていたから、違和感がなかった。

一人であれこれ考えていたら、いつのまにかその人が俺の目の前に来ていた。

kn

ぅわ⁉︎

俺はびっくりして、思わず声をだす。

見てみると、その人は俺と同じくらいの年齢のようだった。

nk

あ、ごめんなさい

kn

いえいえ、すいません…こんばんは…?

nk

ん、こんばんは

nk

ここ座ってもいいですか?

その人は俺の座っているベンチを指さしてそう言った。

俺は、他にもベンチはあるのになんでここに?と思ったが、とりあえず、いいですよと言った。

nk

ありがとうございます

お礼を言うと、静かにベンチに座る。

気まずいなぁと思っていたら、その人が声をかけてきた。

nk

お兄さん何持ってるの?

 俺は少し間をおいて、コーヒーです、と言った。

nk

へー

nk

俺も飲みたい

彼は急に、そんなことを言った。

nk

それちょうだい

俺は訳がわからなかったが、コーヒーをまだ開けていなかったため、彼にあげた。

すると、

nk

やったー!

と、嬉しそうに缶を開ける。

俺はそのまま、コーヒーを飲む彼の横顔を見た。

俺はコーヒーではなく、彼を見て呟く。

kn

おいしそう…

やば、、

ばれたかな、と彼を見てみたが、どうやら聞こえていないようだった。

危なかった、、

俺は久しぶりに、美味しそうな人間を見つけた。

今すぐにでも血を飲みたい、と思ったが、我慢して彼がコーヒーを飲み終えるのを待った。

俺は、美味しそうな人間を見つけたらすぐに血を飲む、なんてことはしない。

その人がどんな人なのかを知ってから飲むようにしている。

彼がコーヒーを飲み終わったら、まずは名前を聞く。

kn

すいません、名前教えてもらっても…

nk

俺なかむです!

思ってたよりすぐ教えてくれた。

普段は大変なのに…

こんなにあっさり名前を教えていて大丈夫なのか心配になりつつ、俺は次の質問をしようとした。

すると、

nk

ねえ、お兄さんさぁ、

nk

うち来る?

急に、そんなことを言われた。

意味がわからず、え?と言うと、彼は、

nk

俺一人暮らしなんだけどさ、

nk

一人だと寂しいし、お兄さん優しいし、

nk

それにさっき、俺見て美味しそうって言ってたでしょ?

kn

ぇ、、え?

いろいろ言われて頭がこんがらがっていると、なかむが耳元で、

nk

お兄さん吸血鬼でしょ

と言ってきた。

kn

ちょっ、、ぇぇ?

話しが速すぎてついていけない。

なんで吸血鬼ってバレて、、

nk

俺見たことあるんだ

またなかむが喋り出す。

nk

お兄さんが人の血を飲んでるとこ!

なかむは自慢げにそう言う。

やっと話に追いつく。

いつだかわからないが、どうやら血を飲むところを見られていたらしい。

kn

じゃあなんで来たの…?

単純な疑問だ。 俺が吸血鬼だということを知っているのなら、なぜ彼は俺の近くに来たんだ?

普通なら、不気味に思い、誰も近づかないのに。

nk

え?

聞くと、なかむはきょとんとした顔で、

nk

お兄さんが好きだからだよ?

と言う。

kn

っは?

俺は本当に意味がわからなかった。

吸血鬼なのに好きって、 そもそも俺のこと好きって、どういう、、えぇ?

本当に意味がわからない。

俺が困惑していると、なかむは俺の手をとって、

nk

じゃあ行こっか〜

といった。

この作品はいかがでしたか?

53

コメント

2

ユーザー

感謝!ちゃん付け嬉しみ

ユーザー

天瀬ちゃんも小説作るの上手! 続き楽しみに待っとくね〜

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