赤
1人にしないでッ……
初めて見た
君の怯えた顔
赤
あwそうそうw
赤
それでさw_
青
うるさ..........
彼は、クラスの人気者
いつも友達と遊んだり話している
俗に言う陽キャだ
僕とは正反対の人間
二度と関わることはないだろう
赤
あ、青ちゃんおはよう!
青
え、あ、おはようございます
赤
あ、黄くーん!
青
はぁ……
何故話しかけてくるんだろう
関わったことにないのに
ふと思った
彼の周りには、必ず誰か居る
教室移動のときはわかる
でも、彼の場合
トイレに行く時も
先生に呼ばれた時も
どこか行く時に絶対誰か居る
僕は彼が1人でいる所を見たことが無いのだ
おかしいと思わないか?
しかも、そのとき隣にいる人は毎回違くて
友達がついて行ってるというよりかは、
呼ばれたから仕方なくついて行ってるような感じだ
赤
青ちゃん!
青
んぇ?!なにっ?!
赤
え、あ……
青
赤くんか、
青
ごめんなさい、少しびっくりして
青
どうしたんですか?
赤
次体育だよ!
赤
一緒に行こう!
青
えっと、
もうみんな行ってしまったみたい
だから僕を誘ったのか
ちょうどいい
何故、2人以上でいつもいるのか疑問だったし
1人で行ってもらおう
青
ごめんなさい、僕、寄るとこがあるので
赤
え、
赤
俺、待ってるから……
青
でも……
青
1人じゃなきゃ嫌なんです
青
では、
赤
まってッ..........
赤
青ちゃッ..........
赤
いやッ..........
赤
1人にしないでッ..........
初めて見た
君の怯えた顔
必死に僕を追いかけている
彼に何があったのだろうか
青
..........
赤
青ちゃんッ.......
赤
俺を捨てないでッ.......
"捨てないで"
どうしてそんな言葉が出てきたのだろうか
少し震えている
青
ごめんなさい、
青
いつも2人以上でいるから
青
なんでだろうって思って
青
興味本位でやったんですけど
青
こんなことになるとは思わなかった
青
ごめんなさい
赤
んーん、平気....だよ!
青
強がんなくていいです
青
平気じゃないですよね
赤
..........
赤
怖かった..........
青
ごめんなさい
ギュッ
赤
え......//
青
いや、ですか?
赤
んーん、もう少しこのままがいい
青
わかりました
青
あの、どうして1人じゃいやなんですか?
赤
あの、ね
説明中
赤
赤
赤
青
赤
青
そんなこと、
赤
今は違うんだけど、
赤
やっぱり怖くて
青
そうだったんだ..........
青
僕、赤くんの力になりたい
青
何かあったら言ってください
赤
ありがとうッ
スッ
青
体育、行きましょ
赤
うん!