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春高も終わり、あっと言う間に春を迎える別れの季節がやってきた。

今日は稲荷崎高校の卒業

🌸

先輩ぃ卒業せんとって下さいよぉ〜

アラン

それは無理なお願いってやつやな

赤木

泣き過ぎやろ笑

大耳

そんな風に言って貰えて嬉しいけどな

いつまでも泣いとったら写真撮れへんやろ

🌸

う゛ぅ、だってぇ〜

顔ぐしょぐしょやんけ

涙で溺れんのとちゃうか?

角名

大袈裟笑

銀島

ティッシュ要るか?笑

🌸

要るぅ

卒業式後、バレー部の皆で集まり写真を撮ろうとなっていた🌸達

余りにもズビズヒと泣きじゃくる🌸にティッシュを差し出す銀島

せっかくの可愛い顔が台無しやで

🌸

…!?

ティッシュで鼻をかむ🌸の頭に軽く手を置いて優しく撫でる北

一瞬理解が追い付かず、気付いた時にはパニックになりボンッと赤面する🌸

アラン

あーあ、やりおった

赤木

あれは🌸正気を保ってられんのとちゃうか?笑

大耳

せやな笑

角名

そのうち鼻水が血に変わるんじゃない?

最悪やなそれ笑

あいつ鼻血出したら止まらんやん

銀島

せっかくの卒業式を血で染めて欲しくは無いなぁ…笑

北の行動に感極まり、両手で顔を覆う🌸とそれを呆れながらも笑って見守る皆

🌸

(アカン、無理幸せもう頭洗えへん…!!)

🌸

我がこの人生、一生の悔い無し…

なんや死ぬんか?

アラン

俺らの卒業式が命日なんは嫌やけどな

赤木

ほらもう写真撮るで!笑

大耳

🌸大丈夫か?

🌸

何も大丈夫やないです…

目真っ赤やん!

耳も赤いで

角名

もうダメダメじゃん笑

🌸

見んなー!

銀島

🌸もうちょいこっち寄り

はよ撮るで

先生の、はいチーズ!と言う掛け声に皆がカメラに笑顔を向けてポーズを取る

カシャッと鳴るシャッター音と共に🌸達の青春が1つの思い出となった日。

赤木

ほんならなー!

アラン

皆元気でやるんやで!

大耳

偶に顔、出しに来るしな

体に気をつけるんやで

それぞれ別れの言葉を口にして皆に大きくも逞しい背中を向けて去っていく

その後ろ姿に新しく主将となった侑を筆頭に頭を下げて挨拶をするバレー部。

1年後

🌸

私らももう卒業か〜

あっと言う間やったな!

ついこの前北さん達見送ったと思っとったわ

🌸

いくらなんでもそれは言い過ぎ笑

銀島

時の流れは早いなぁ

角名

時は経っても中身は何も変わらなさそうだけどね笑

おいそれまさか俺の事ちゃうやろな!?

どう考えてもお前は子供のまんまやろ

🌸

片割れの君が言っちゃう?

角名

俺別に1人だけとは言ってないけど

🌸

ほらな?

銀島

多分これは🌸も含まれとると思うで…

人の事ばっか言っとんとちゃうぞ!

🌸

はぁ!?アンタらもやろ!?

こいつと一緒にするなや

卒業するとなっても変わらない🌸達

それぞれ進路を決めて自分の決めた道を進む。

🌸

ほな、皆元気でな!

銀島

🌸もな!

角名

またね

変なんに絡まれんようにな〜

それまだ言うとんのか

住む世界は違えど、この先も仲間と言う関係は変わらない。

🌸の一生に一度の熱く楽しい青春は、ここで幕を閉じた。

数年後、大人になった🌸達はそれぞれに決めた道を進んでいた。

🌸

こんにちは〜

お、いらっしゃい

久しぶりやな🌸

🌸

北さん!治はそうでも無いけど、お久しぶりです!

🌸はスポーツカメラマンになり、主にバレー選手を中心に活動している。

治はおにぎり宮と言う名で自営業のおにぎり専門店を設立、見事大繁盛

北は米農家になり、治のおにぎりのお米も北のお米を使っている。

そして今日は、久しぶりに稲荷崎のメンバーで集まって、治のお店で試合の生中継を見る日なのだ。

赤木

おいーす

ガララと開いた戸に反応する🌸達

遅いですよー!

もう試合始まってまいますよ!

大耳

すまんて

赤木

おぉ北、焼けとんなぁ!

銀島

北さん、ご無沙汰してます!

おう、元気そうやな

🌸

皆お久しぶりです

銀島

🌸!

赤木

久しぶりやなぁ!

大耳

見ない間に綺麗になったな

🌸

えへへ〜皆さんも男前になりましたねぇ!

大耳はで税関職員、赤木は高校体育教師、銀島はジムインストラクターをしている。

俺はもう準備万端ですよ

そう言った治は、帽子を取りTシャツを脱ぎ始め、中に着ていた侑の背番号が書かれたTシャツ姿になった。

大耳

うん、間違いない。

赤木

何も間違いないけども。

銀島

ややこしいねんっ!!

🌸

あっはは!

久しぶりに集まったメンバー、昔と変わらない様子についつい楽しくなってしまう。

そして、ここにいない侑と角名とアランは皆の見つめる画面の向こう側に立っている

そう、今日はバレーボールのプロとなった3人の試合を見に集まっていたのだった。

🌸、今日は仕事やないんやな

🌸

うん、せっかく皆に会えるんやし、有給取った!

銀島

試合あるからそっち行くんかと思ってたわ

🌸

まぁ侑達と仲良いの知られてるから、引き止められたけどね笑

赤木

そら貴重な人材やもんな

大耳

出来ることなら手離したくないやろな

🌸

やから交換条件で、3人に後日雑誌の取材の許可取った

ほんならまた向こう行くんか?

🌸

はい、明日からまた遠出です!

大耳

人脈があると頼られる事多いやろ

銀島

カメラマンも大変やなぁ

🌸

そうでも無いよ、楽しいですし!

そらええことやな

赤木

楽しめてるんは大事な事やで!

ほな頑張ってる🌸は今日俺が奢ったる

🌸

まじー?やったー!

談笑する🌸達、きっとこの先もこの関係性は変わらないのだろう。

おしまい。

と、言う訳で

主の夢のお話、稲荷崎高校終了致しましたー!

長いお話を最後まで見て下さって本当にありがとうございます!!

初心者で不慣れな部分も多いですが

ここまで読んで下さって感謝しかありません!

どの高校かとか恋愛要素アリかとか色々悩んでますが

また別の高校のお話も書けたらと思っておりますので

是非読んでいただければ嬉しいです!(もちろんリクエスト何かもあればより!)

改めまして、ありがとうございましたー!!

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