友達呪い

私にはリアルに友達がいない

最初はいた。

でも、お父さんのせいでいなくなった。

あの日、お父さんが事故を起こしたから。

私のお父さんは、バスの運転手をしていた。

居眠り運転をしたの。

そして、事故を起こして、乗客が全員亡くなった。

なのに、お父さんだけが、生き残った。

それからだ、家に嫌がらせを受けるようになったのも。

私に友達がいなくなったのも。

クラスからいじめられるようになったのも。

私に逃げ場がなくなったのも。

私は違う。

私じゃない

お父さんがしたの。

私じゃない

それからいじめが始まった。

ずっと、仲良かった子から、友達から言われる言葉。

家に帰れば、張り紙がいっぱいある家。

死ね、消えろ、死神、返せ

みんなが言う言葉がある。

お母さんはずっと、引きこもってお酒をずっと飲んでる。

お父さんは、働いてるけどすぐにやめさせられてを繰り返してる。

優しかったのに、あの日まで

あんたが、事故なんて起こさなかったら

こんなことには、ならなかった

言ってしまえ、言ってしまえ

と思うのにこれから先が言えない

これしか、言えなかった。

死にたくなっても死んじゃだめだって頑張ってきたのに

それを、言われた瞬間、家を飛び出した。

お父さんが追いかけて来たのは、気づいた。

でも、私は逃げた。

そして、崖へ

私は崖から飛び降りた。

最後にお父さんの叫び声が聞こえたけど、なんて言っていたのかはわからなかった。

シリーズにしようと思っています。

話が出来上がり次第あげます。

読んでくれたら、嬉しいです。 (*´∀｀*)