ここは真っ暗な「箱」のなか 目の前に広がるのは暗闇だけ
Yui
ここは…どこ…?
Yui
僕は誰…?
Yui
誰か答えて…!
Yui
ねぇ!
するとぱっと目の前が明るくなった 箱の前には人影がある
Yui
君は誰なの…?
Yui
僕を知ってる?
声をかけてみると
永恋
あなたは私が作ったの
永恋
私のオリキャラだよ
永恋
けどなんで動いてるの?
彼女は冷静さを保ちつつ 問いかけてくる
Yui
僕にはまだ名前が…ない
永恋
それなら私がつけてあげる
永恋
貴方の名前はYuiだよ
永恋
いい名前でしょ?
Yui
Yui…いい名前ですね
Yui
ありがとうございます!
マスター!
マスター!
永恋
マスターだなんて恥ずかし…
永恋
まぁこれからよろしくね?
Yui
はい!
Yui
よろしくお願いします!
これが電脳少女Yuiとマスター 永恋の出会いである
翌日
Yui
マスター!おはようございます!
Yui
朝ですよ!
永恋
あとちょっとぉ…
永恋
まだねむい…
永恋
………
Yui
もう!
Yui
マスター!
Yui
遅刻しますよ?
永恋
いいの~
Yui
むぅ……
Yui
えいっ…!
するとボンッという音がした
永恋
えっ…?
永恋
なに?何が起こったの?
Yui
えへへ…///
Yui
マスター…
お外に出れちゃいました!
お外に出れちゃいました!
永恋
え…?
Yui
どうしました?
永恋
えぇーーー!?
Yui
マスター♪
Yuiは抱きついてこようとするが
永恋
やっぱ電子の存在か…
Yui
どういうことです?
永恋
つまりYuiは
永恋
ここ世界の物には
永恋
触れられないの
Yui
うそ…
Yui
それじゃマスターにも?
永恋
(..)コクッ
Yui
やだ…やだぁぁぁぁぁ!
永恋
まず落ち着こ?
永恋
私がパソコンにデータを
永恋
入れれば何とかなるかもだし
Yui
そうなんですか?
Yui
すみません
Yui
取り乱しました
永恋
いいよ
永恋
大丈夫
Yui
ありがとうございます!
永恋
そのかわりさ…
Yui
はい?
永恋
もしも
永恋
この世界の物に
永恋
触れられるようになったら
永恋
私のお願い
永恋
聞いてくれる?
Yui
お願い…?
Yui
僕にできることなら
Yui
しますが
Yui
なんでしょうか…?
永恋
ごめんね
永恋
まだ言えない…
永恋
実現出来ると確信したら
永恋
ちゃんと話すから待ってて
Yui
わかりました
Yui
マスターのこと応援します
Yui
マスターの夢も
Yui
僕が必ず叶えます!
永恋
ありがとう
永恋
じゃあ
永恋
私のパートナーとして
永恋
よろしくね、Yui
Yui
はい!
こうして電脳少女Yuiとマスター 永恋の契約は成立し永恋の 願いを叶えるためにYuiも奮闘 するのであった。