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なかむ

……、もう、朝か…

しゃーくん

お、やっと起きたのか

なかむ

?!…え、なんでシャケがいんの?

しゃーくん

あ〜…昨日酔ってたし覚えてない?

なかむ

え、あ、あ〜…今思い出した…

朝起きるとカーテンを丁度今開けているシャケがいた。 家に呼んだ覚えはなかったが、昨日はワイテルズのメンバーで 飲み会をやっていたので、……そこから先は予想がつく。

なかむ

ごめん、わざわざありがとうね

しゃーくん

ここ俺ん家だけど良かったよね、nakamuの家は居酒屋から遠かったし

なかむ

うん、いいよ

二日酔いでガンガンする頭を抑え起き上がる。

しゃーくん

…もう昼だけど何食いたい?

なかむ

…お腹すいてない…

しゃーくん

俺も。無しでいっか

なかむ

うん。あれ、ってか今日撮影…

しゃーくん

今日は無しになった

あ、そっか、と納得して立ち上がったはいいものの、 特に何もすることが思いつかないのでもう一度座る。

しゃーくん

w…ゲームするか?今日は泊まっていけよ

なかむ

いいの…?

しゃーくん

いいよw

なかむ

じゃあお言葉に甘えて、何やる?

しゃーくん

ヴァロ一緒にやろ

なかむ

いいね!w

しゃーくん

準備する。ちょっと待ってて

なかむ

はぁ〜い

なかむ

あ”ぁ〜結局負けちゃった〜……

しゃーくん

あれはしゃーない。nakamu結構生き延びた方だよ

なかむ

う〜ん

2、3時間ぶっ通しでヴァロラントをやっているが、シャケと一緒だと 全く飽きない。

だが、もう一戦するかと言おうとした時、俺のお腹が鳴ってしまった。

しゃーくん

…wwご、ご飯ッ食べるか…っw

なかむ

もういっそ笑ってくれ…。食べる

しゃーくん

www…分かった、パンケーキかなんか焼くか?

なかむ

え、できんの?!

しゃーくん

一応材料はあるからな

なかむ

食べたい!

分かった、と言って立ち上がり、キッチンに向かっていく。 シャケがいつもより優しい気がする。なんか気を遣ってるような……。

なかむ

…なんでだろう

なかむ

酔った勢いでなんか失言した…とか……?

少し不安になって記憶を遡るものの、全く思い出せない。

しゃーくん

はい、食べていいよ

なかむ

わっ吃驚し……ってすご!お店みたい!

しゃーくん

そこまで褒めなくても…w

少しして出てきた料理に目を輝かせる。チョコとか小さいフルーツの トッピングも相まって、お店みたいにお洒落だ。

なかむ

食べていい…?

しゃーくん

いいよw

なかむ

!…ぅまあ!あ、いただきます

しゃーくん

wそりゃ良かった

甘くて俺の好きな味。

なかむ

ふふ…美味しい…

しゃーくん

かわい……

なかむ

…?なんか言った?

しゃーくん

いや?それよりそれ食べ終わったらもう一戦やろうぜ

なかむ

もちろん!ちょっと待ってて

しゃーくん

ゆっくりでいいよ

まただ。いつもだったらあり得ないくらいに優しい。 いつも優しくはあるんだけど……。

なかむ

……シャケ、酔った時さ、俺なんか失言した?

しゃーくん

あ〜…覚えてないか、なら思い出さなくていいよ

なかむ

え、気になる。何が何でも聞きたい

しゃーくん

うぅ〜ん…いや、後でな…

シャケの“後で”は一生聞けない。聞くなら今しかない。 思い出そうにも昨日の記憶だけすっぽ抜けてまるで覚えてないし。

なかむ

シャケ〜、ちょっとだけ、先っちょだけ教えて!

しゃーくん

え、いや、まぁ良いけどさ…

しゃーくん

昨日酔った勢いで俺に告白したの覚えてない?

なかむ

……ん?

しゃーくん

後…ほら、アンチで悩んでる、とか言ってたじゃん

なかむ

……おっと…

俺は泥酔して全て打ち明けてしまっていたようだ。 …シャケに告白して、アンチの事も話してしまった……。 同いつもより優しかったのは同情かな…。

なかむ

…えっと…気にしなくていいよ、全部冗談だしw

なかむ

酔って変な事口走っちゃったみたい

なんだか急に気まずくなって目を合わせられなくなる。

しゃーくん

……本当に全部覚えてないんだな

なかむ

え…?

しゃーくん

俺その告白OKしたし、アンチも彼氏として俺が守ってやるって言ったのに

しゃーくん

全部嘘だったの?

まじか…、と愕然とする。そんな事本当に覚えていない。 こんな大事な事を忘れてしまった自分が嫌で仕方ない。 シャケに合わせる顔がなくて遂には俯いてしまった。

なかむ

嘘じゃ、ない……

しゃーくん

そんなに気に病むなよw酔ってたし仕方ないだろ?

なかむ

……ぁ、っ!

シャケは励ますために俺の体を引き寄せ軽く包み込む。 その温かさに覚えがあった。

昨日、シャケと2人で帰ってた時、泣きながら全部話してしまったんだ。 アンチもずっと前から好きだったことも。

シャケは全部静かに受け止めてくれて、終いには、止まない涙を 止めるため先のようにはぐしてくれた。

なかむ

お、思い出した…

それで、俺を幸せにするって言ってくれて……ッ

しゃーくん

なんとなくnakamuの考えてることは分かるけどそんなに気に病むなよ

しゃーくん

俺は思い出してくれて嬉しいよ、だから泣くなよw

なかむ

う、ぅゔ…ッでも、ごめっ、こんな大事なこと、酒なんかで、忘れて……っ

しゃーくん

お前はずっと前から悩みを抱え込みすぎてたんだろ

しゃーくん

酒のおかげでやっと全部打ち明けてくれて良かったよ

これ以上お前が抱え込まなくて良かった、と付け足し、 俺の背中に回された手でポンポンと慰められる。

安心して更に涙がこみ上げてくる。 やっと落ち着いたのは2、30分泣いた後だった。

しゃーくん

……じゃあ改めて、

しゃーくん

俺と付き合ってください

なかむ

はい、!喜んで…!

しゃーくん

目、腫れてんな……可愛いけど

なかむ

…ん?なんか最後変な言葉聞こえたような…

しゃーくん

変ってw…可愛いって言っただけだよ

なかむ

お、お前可愛いとか言えたのか……?

しゃーくん

そこは素直に照れろよ

なかむ

……まぁシャケは格好いいな///

しゃーくん

ん”ぐッ//…ありがと、これから宜しく

なかむ

はいはいよろしく…はよヴァロやろうぜ!

~fin~ これは没ですね、紛れもなく。

この作品はいかがでしたか?

391

コメント

4

ユーザー

没じゃないです!!没じゃないです!!! 尊いです!!!こんなにいい作品なのに、没って言うのが勿体無い!!!

ユーザー

ありがとうございます!w一応没だからあまり良い反応もらえないと思ってました! めっちゃ嬉しいです!!!

ユーザー

😇😇😇😇😭😭😭😭も、あの…えと…最高なんですけどもぉ…🙏🏻🙏🏻👏🏻

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