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汚れた君もあいしてる

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汚れた君もあいしてる

1 - 第1話 手を貸してあげようか?

♥

111

2025年03月09日

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姫華、ご飯よ

姫華

はーい!

姫華

ママ、お兄ちゃんは?

...いらないんじゃない?

姫華

ふーん...。

姫華

いただきます!

乙葉

...

乙葉

いってきます

姫華

ん!行ってらっしゃい!お兄ちゃん!

ぎゅっ

乙葉

うん、行ってくる

姫華!

乙葉

...

乙葉

はぁ...

俺の名前は篠原 乙葉(しのはら おとは)

ごく普通の高校生...

だったのだが...

ある出来事で母は俺の事を避けるようになった

それは、

瑠生

篠原くん

乙葉

!!!

乙葉

先輩...!

乙葉

おはようございます

瑠生

うん、おはよ

瑠生

今日もいい挨拶だね

乙葉

へへ、そうですかね

乙葉

(今日も先輩と話しちゃった...)

乙葉

嬉しい...

瑠生

ん?

瑠生

なにが?

乙葉

あっ、えっと

乙葉

部活が今日もあって嬉しい!っていう意味です

瑠生

あぁ、そういうこと

瑠生

確かに。今日も来るよね?

乙葉

はい、行きますよ

瑠生

ん。良かった

乙葉

っ、...//

先輩のことが好き

俺は、

男を好きになってしまう

そのせいで、母さんは

俺から離れていった

瑠生

元気ないけど大丈夫?

乙葉

え、...

乙葉

そうですかね、へへ

瑠生

うん。

瑠生

俺でよければ話聞くけど。

乙葉

いえいえ、そんな、、

乙葉

大丈夫ですよ

乙葉

さ!

乙葉

もう時間なくなっちゃいますよ!早く行きましょ。

瑠生

あっ、うん

俺って、なんでこんなに言葉足らずなんだろうな

乙葉

じゃあ、また部活で

瑠生

うん、またね。
篠原くん

先輩に名前を呼ばれるだけで

ドキドキしてしまう

乙葉

俺、ちょろすぎ…

おーとは!

ぎゅっ

そこでなーにしてんの

乙葉

!杏。

乙葉

先輩と話してただけだよ

乙葉

…てか、抱きつかないで

へへっ、ごめん

こいつの名前は、柊 杏(ひいらぎ あん)

陸上部のエース的存在で、俺の幼なじみ

そして…

先輩の、実の妹

乙葉

…なんの用?

えっと…一緒に教室行こうかなって思って

乙葉

そういうこと。

乙葉

いいよ。はやくいこ

!うん!

へへへ〜

ぎゅっ

乙葉

…手も繋がないで。

えー、

ケチ

乙葉

うるさい。

そして、俺の唯一の友達

おはよーん

ツバサ

杏!

ぎゅううううう

わわっ

どしたの、ツバサ

ツバサ

くるの遅い…休みかと思った

へへ、ごめんね

ツバサはかわいーなー!よしよしよし!

乙葉

いま杏に抱きついている女は 四ノ宮 ツバサ(しのみや ツバサ)

高校でできた杏の友達で、杏に異常に執着しているヤバ女だ。

乙葉

…(黙って席戻るか)

あ、乙葉

乙葉

(こいつ友達と話してるんじゃないのかよ…)

乙葉

…なに、

今日一緒に帰ろうね

乙葉

…考えとく

はーい♪

ツバサ

…あんなやつのどこがいいの、

ん〜、あーいうところかな

ツバサ

へえ…

放課後

ザワザワ

男子生徒

帰ろうぜー

女子生徒

ごめん私今日部活!

ツバサ

杏、部活行こ

うん!

…あ、乙葉!

乙葉

今日は一段と話しかけてくるな…

乙葉

なに

先帰らないでよね!

乙葉

はぁ…

乙葉

わかったよ

ツバサ

部活の更衣室

乙葉

ふう…

男子生徒

お!篠原じゃん

男子生徒

おひさー

乙葉

あ、久しぶり

男子生徒

今日部活来んの?

乙葉

うん、行くよ

男子生徒

ほーー、運が悪いな、お前も

乙葉

…なんで?

男子生徒

今日、柊先輩のファンクラブ来てるぜ…

男子生徒

邪魔でしかないから俺逃げてきた

乙葉

なるほどね…

乙葉

まあ、全然俺は平気だから

乙葉

行ってくるよ

男子生徒

そうか…

男子生徒

じゃあ頑張れよ!

男子生徒

俺は帰るわ〜

乙葉

おう

乙葉

先輩は、1年の女子からすごく好かれていて

ファンクラブを設立されているくらいの人気度だ

毎週1回はファンクラブの人達が来て

試合の邪魔だし厄介だが、先輩が嬉しそうなので何も言えない始末だった

乙葉

ああいったけど…

乙葉

行きたくないな〜…部活

乙葉

(ここでしょぼくれていても仕方ない…行くか)

乙葉

あ!みつけた!

乙葉

、…杏

乙葉

部活は?

乙葉が見えたから…

部活抜け出してきちゃった

乙葉

なんでそこまで…

あのね、乙葉

ずっと…伝えたかった

私、乙葉のことが好き

恋愛対象として。

乙葉

…は、

乙葉

…ごめん、俺

…うん、分かってる

乙葉

っ、…

…お兄ちゃんのこと

好きなんでしょ

乙葉

なんっ、なんでそれを、っ…

へへ、見てたらわかるよ

今日の朝とか

見たことない顔で話してたもん

乙葉

乙葉

ごめん、杏

いーの!

それよりね

乙葉の恋愛のお手伝い、したいな

乙葉

お手伝い、?

うん、そう

私が、手を貸してあげようか?

乙葉

乙葉

俺と先輩を、くっつけてくれるってこと?

うーん…

まあ、そういうこと

乙葉

…いいのかよ

乙葉

俺の事、好きなんだろ?

うん、好きだよ

でも、好きな人の恋愛の方が大事じゃん?

乙葉

そっか、分かった

乙葉

ありがとう、杏

どーいたしまして!

(…)

(つい、騙しちゃった)

(けど、いいよね?)

(…バレなければ…)

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