彰人
......あ?....ここどこ....
暗い...暗い空間、その中には自分しかいないようだ...
彰人
訳わかんねぇ.....くそ...歩いた方がいいのか....
死神
よぉ、ようやく起きたか....寝坊助にも程があるぜ...
そこには、よく神話の本とかで出てきそうな死神のような存在が出てきて
彰人
誰だ....テメェ....そして、ここどこだ..
死神
君達が呼ぶ、"死神"という存在だ。
ここは黄泉の国、生と死の境目だ
彰人
んじゃ...俺は本当に死んだのか?
死神
正確に言えば違うな、君はまだ生きてるが、もうすぐ死んでしまう。
私は魂の回収・転生の役割を担いここへ来たのだ。
彰人
転生...だと?
死神
あぁ、幸いにもお前は、転生者として別の世界としてその姿として行くことになる。
彰人
まじか...本当にそういうのあったのか....
死神
兎に角、君にはあちらの世界で、
"均衡"を保つ、任務を私は預けている。
彰人
均衡を保つぅ?俺みてぇな一般市民が?
死神
お前の魂は、非常に稀なものと見た
だから、私はあちらの世界の均衡を保つ存在になるのではないかと考えた訳だ。
彰人
.......わかったよ、どうせ現世に思い残しもねぇーしな....
死神
それで良い、では....
死神が俺に近寄り、手を添えると、青い光が溢れ出して
彰人
な...なんだ...これ....
死神
うむ....やはり"稀"だな....
彰人
"稀"ってなんだよ....
死神
君の魂の本質を観測してたのだよ、その結果、君の魂は...我々と同じ
"死"と"天"だった....
彰人
はぁ?つまり...どういうことだよ....
死神
分かりやすく言えば、お前の魂は我々、死神との魂と類似しているのだ
彰人
じゃあ...俺が死神って事かぁ?!
死神
まぁ、そう言う事になるな、ただ
お前はまだ力が不安定だからな....
そうだこれをやろう。
彰人
うおっ...すげぇな...the 死神 みてぇだ...
死神
それは、我々と同じ鎌、
魂の本質を読み取ったり、黒魔道を行使することがほとんどだな
彰人
はー...,ってか魔法も使えんの?!
死神
あぁ、その鎌を媒体とすればある程度は使えるぞ
彰人
すっげぇ....
死神
さて...説明が終わった所で.....
お前には"ヤマト"と言う世界の闇を祓ってもらいたい。
彰人
"ヤマト"??
なんか和風っぽいな....
死神
話は後だ、今から魂を、魔力が濃い場所にテレポートする、そこから、
指定する、5つの場所に向かえ、場所は随時連絡する。
彰人
.....りょーかい...
死神
それでは健闘を祈る
彰人
あれ...おいッ!死神?!
彰人
なんだ...このちっさい光...
目の前には、小さな光があり....それがいつのまにか、辺りを照らす程の明るさになったと同時に落下したような感覚に陥っていて
彰人
クソ!!なんだこの感覚!!
彰人
うっ...うわぁぁぁぁ!!!
自身が本当に落下して別の世界に行ってるのかは分からないが.....
自分の人生、いったいどうなるのだろうと、ふと思っていたのである。