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太宰の手が中也の秘部に触れる。

中原 中也

っ…

僅かに中也が反応した。

散々感度を高められた身体は、優しくなぞる様に触られるだけでも堪らなく快感を感じる。

中原 中也

ん、ぁっ…

頭の中をゾクゾクした感覚が走って行くのを感じる。

太宰 治

ふふ、気持ち良さそうな顔しちゃって…

口角を上げ、舌舐めずりをする太宰。

飽くまで優しく、焦らす様に。

中原 中也

だ、め…っ♡だめ、それ…

太宰 治

駄目?嫌?

中原 中也

っ、や…じゃない、けどッ♡

太宰 治

焦ったい?

中原 中也

っ…♡

中也が頷く。目尻から生理的な涙が滑り落ちる。

優等生と云えど、殺し屋と云えど、矢張り中学生男子。

人並みの性欲は持ち合わせて居る様だ。

熱く荒い呼吸が其の場の雰囲気を高める。

太宰 治

…そう云えば中也

太宰は、とろとろと溢れ出る先走りを指で掬い上げた。

中原 中也

んぇ…っ?

太宰 治

此方の感度は如何なのかなぁ

中原 中也

〜〜〜っ!?

後孔を突かれ、身体を跳ねさせる中也。

中原 中也

ぇ、あ…っ?だめ、そ、こ…ぁっ♡

太宰 治

此処は未だだったんだねぇ

中也の初めてを奪える。 其の事実に、太宰が吐息を漏らす。

中原 中也

ひ…ぐっ…

ゆっくりと指を入れる。 中也は感じた事の無い快感と羞恥で、何が何だか判らなくなって居る。

同時に前を擦るのも忘れずに、快感を植え付けて行く。

太宰 治

大丈夫、大丈夫

暫く抜き差しをして居ると、慣れて来たのか中也が抵抗をやめた。

中原 中也

ふ…ぅぁ…っ

太宰 治

一寸頑張ってね…

太宰が指を二本に増やす。中也の中がぎゅっと締まる。

中原 中也

ん…ぅ…

太宰 治

痛くない?

中原 中也

痛、くはない…っ

中原 中也

変…な、感じ、する…

時折身体を引き攣らせ乍ら、中也が必死に言葉を吐き出す。

通和散の代わりに、と塗り付けた先走りがぐちゅりと音を立てる。

ふと太宰は、指先に何かが当たった事に気付いた。

太宰 治

(…此処か)

中原 中也

っ!?く、ふぅ"っ♡

其れを軽く叩くだけで、大きく反応する中也。

中原 中也

んっ…♡な、それ…っ"

太宰 治

前立腺、ね

太宰 治

此処から出る、前立腺液が精子の働きを高める

保健的に応える太宰。其れは云うまでも無く、中也への悪戯だろう。

中原 中也

そっ…ゆうことじゃ、なくてッ♡

ならどんな事だ、と中也が自問するが其の答えは出て来ない。

頭の中がふわふわとする。

中原 中也

だざ…ッだ、ざい…♡

太宰 治

なぁに?

中原 中也

まってッ、いや…♡

太宰 治

イきそう?

中原 中也

そッだから、ぁっ♡

太宰の腕を握り、静止させる中也。

中原 中也

だざい…お、れ…ッ

自分が何を云って居るのかも判らない。只欲望に従って居た。

中原 中也

いれて、ほしい…

中原 中也

太宰、と…っ慇懃、したいッ

太宰の思考が止まる。

太宰 治

中、也?

中原 中也

浅い処、そんな、されたらッ…奥…欲しく…っ

息を乱し、蕩けてぐずぐすの眼で太宰を見る中也。 太宰は、其の顔を撫でて自身の欲に従った。

太宰 治

…仰せの侭に♡

今、彼等は所謂 対面座位の状態だ。

太宰 治

…ゆっくり、腰落として

中原 中也

…っ

中也が目を瞑る。少し入った処でびくりと大きく身を震わせた。

中原 中也

っぁ…はい、ッて…

奥迄自身が犯されて行く感覚。 太宰の首に回した腕に、自然と力が入る。

太宰 治

ふふ、良い子だね

太宰の背を背徳感が昇る。

深い処迄入った様で、中也が痙攣する度に粘液の混じる音が響く。

太宰 治

あー、中也

中原 中也

ッんだ、よ…っ

太宰 治

今云う事じゃ無いかもしれないけど、私さ

太宰 治

保健室の鍵閉め忘れちゃったかも

中原 中也

へ、ぁ…!?

太宰 治

うふふ、大きな声出したら誰か来ちゃうかもねぇ…

中原 中也

そ、んなッの…っあ…

太宰 治

ねぇ、中也

太宰 治

見られるの想像して、興奮しちゃった?

中原 中也

っ"…!

太宰 治

先刻よりも後ろ、締まってるよ?

中原 中也

それ、はっ…んッ♡

至極楽しそうに、腰を動かし始める太宰。

中原 中也

だめッ今、動いちゃ…くッ、ふ…♡

太宰 治

声我慢、頑張れ

中原 中也

ゃ、むッり…ぁ、んゃっ

太宰 治

中也は浅い処掻き混ぜられるのが好き?

中原 中也

んぁっ♡だめ、そこぉ…ッ

太宰 治

其れとも奥をとんとんするのが善いのかな?

中原 中也

っ〜〜〜♡!?い、ッやぁ♡

奥を突かれる折、頭が可笑しくなりそうな感覚に襲われる。

太宰 治

ほら、いっぱいとんとんしてあげるからね♡

中原 中也

ひっ♡く、ぁッん…ゃぁ…ッ♡

同時に前も弄られ、有り余る快感が中也を埋め尽くす。

中原 中也

だッめ♡だざっあッ

太宰 治

顔、隠さないで

中原 中也

やだ、イッ…ちゃ…♡

太宰 治

中也のイキ顔、見せて?

中原 中也

だめ、みな、でッ♡み、な…ぁッ♡

中也がびくんと震えた。 白濁が吐き出される。

中原 中也

〜〜〜ッ、ひ、ぁっ♡

太宰 治

ふふふ…可愛い、イっちゃったね…♡

中也から力が抜ける。 熱い息を吐き乍ら、意識を手放した。

後始末を終え、パソコンの前に座る太宰。

太宰 治

(…やらかした…)

流れに乗って慇懃迄して仕舞ったが、完全に失敗だった。

何だってこんな〝事〟の前に… 太宰が自責の念に駆られる。

寝台では、中也が寝息を立てて居る。

先刻の様子が太宰の脳裏にちらついた。

太宰 治

…っ//

先程は何とか治めた自身が再び熱を持つ。

太宰 治

(駄目だ…)

太宰 治

(手水場で抜いて来よう…)

生徒との経験で自慰するなんて、と考え乍ら太宰は保健室の扉を潜った。

中学生殺し屋は養護教諭に恋をした。  太中※学スト改変

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