最強の紫さんは実力主義の世界で能力を隠すようです【😊】

俺と同じくらいの歳の子達が公園に来た。

2人いるけど…戦うのかな…

…やっぱり。

また、怖いものを見てしまう。

…逃げたい。

でも…

逃げたら、もっと怖い思いをしちゃうかも…

…どう、言われるかな。

笑われるかな…

そう思っていた。

けれど…

2人は俺が思っていること違う言動をしたんだ。

そして、2人は戦いだした。

…でも、その戦いは、お互いが傷つくものではなくて。

弾幕を、軽く弄ぶような戦いだった。

…なんで、戦ってるのに傷つかないんだろう。

そんな疑問が、つい浮かんだ。

確かに、綺麗だった。

蝶々が空を舞っているような、華麗な弾幕だった。

俺がそう答えると、2人は「よかった」と。

安堵の息をついた。

そうして、お互い自己紹介をした。

2人は、すごく優しかった。

そして、それと同時に"何か"を心で感じた。

そう言われて自分の体を見てみると、確かに傷だらけでボロボロだった。

いつの間に…

…あれ？

家…って…

どうやって帰ればいいの…？

一心不乱にここまで走ってきたから、ここがどこかも分からないし…

そうして、俺は彼らについていった。

ランク…

…気を遣ってくれてる。

それは幼かった俺にもわかった。

でも…

俺は、言った。

と。

怖いを克服するために、俺は初めて他人に本当のランクを言った。

…そしたら。

思ってもない反応が返ってきた。

…こうして、俺の人生は大きく変わった。

俺は、もっと強くなる必要がある。

だって…

護りたい人ができたから。