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この桜を見る度
私は君に
出会えてよかったと感じるんだ
でもきっと
君も同じこと思ってるんだろうね
この桜を見ると
あいつと出会った頃を
思い出すんだ
そして今
心の底から
出会えてよかったと感じるんだ
私は今日
新しい学校へ行く
簡単に言えば
転校生だ
楽しみにもなれないけど
楽しむしかないんだ。
お母さん
お母さん
有村 桜
有村 桜
夏のミルクティー 第一章
安藤先生
安藤先生
綾瀬 瑞希
綾瀬 瑞希
芦田 亮
綾瀬 瑞希
安藤先生
安藤先生
先生の声が聞こえて
思わずドキッとする
ドアを開けるのにも緊張する
どんな子がいるのだろう。
ワクワクしながら
私はドアを開けた。
有村 桜
……ザワザワザワザワ………
ザワザワと話し声が聞こえてくる
Aちゃん
Bちゃん
安藤先生
有村 桜
有村 桜
有村 桜
有村 桜
有村 桜
安藤先生
そのセリフに心臓の動きが速まる
無理だよ…
人の質問なんて
答えずらいよ
安藤先生
安藤先生
芦田 亮
芦田 亮
有村 桜
有村 桜
綾瀬 瑞希
芦田 亮
綾瀬 瑞希
あの子たち
すごく仲がいい。
付き合ってるのかな
ああいう友達出来るかな
欲しいな。
自己紹介が終わり
私は1人になった
本を読んで
心を落ち着かせるのが
私の日常
しばらくしたら誰かが来た。
トントン
肩を叩かれた
相川 亜由美
相川 亜由美
相川 亜由美
有村 桜
相川 亜由美
相川 亜由美
有村 桜
こんな私でも
話しかけてもらえるのか
そう思ってた。
この子が嬉しかった。
しかもこの子は
見れば見る程
可愛いし明るい子だ。
これからもっと仲良くなれないかな。
そんな瞬間だった。
キーンコーンカーンコーン
チャイムと同時に私は帰る
相川 亜由美
有村 桜
相川 亜由美
有村 桜
相川 亜由美
”一緒に帰りたい。”
そんなこと言われたこと無かった
こんなことでも
泣きそうになる自分がいた。
有村 桜
相川 亜由美
喜んでくれている。
ただただ嬉しくて仕方なかった。
初めて誘ってくれた相手
嬉しくてたまらなくて
友達になりたくなる。
有村 桜
相川 亜由美
有村 桜
相川 亜由美
有村 桜
芦田 亮
この人
先生から指名された子だ。
若干気になってたから
対面嬉しいな
相川 亜由美
綾瀬 瑞希
芦田 亮
綾瀬 瑞希
綾瀬 瑞希
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
綾瀬 瑞希
芦田 亮
有村 桜
相川 亜由美
有村 桜
綾瀬さん
多分芦田さんのこと好き
のような気がする
私には全く関係ないけどね
有村 桜
相川 亜由美
有村 桜
有村 桜
有村 桜
あんまり乗り気にはならなかったけど
私は空を見上げて笑った
そう
空とにらめっこをする感じに。
芦田 亮
有村 桜
そこにいたのは
間違いなく
さっきの芦田さんだ。
何でここにいるんだろう。
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
有村 桜
普通に知りたいな
どんな人なのかとか
誕生日とか
あとやっぱり、綾瀬さんとの関係が
綾瀬 瑞希
芦田 亮
有村 桜
綾瀬 瑞希
有村 桜
有村 桜
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
芦田 亮
相川 亜由美
芦田 亮
この人たち
会話を聞けば聞くほど結構可愛い
芦田さんは嫌がっているように見えて
内心はきっと喜んでる
瑞希は多分仲良いアピール したいんだと思うな
有村 桜
芦田 亮
芦田 亮
有村 桜
有村 桜
芦田 亮
ちょっと怖くてビクッとする
綾瀬 瑞希
綾瀬 瑞希
芦田 亮
綾瀬 瑞希
綾瀬 瑞希
有村 桜
シーンと2人が黙る
もはや恥ずかしい
芦田 亮
綾瀬 瑞希
綾瀬 瑞希
有村 桜
有村 桜
有村 桜
有村 桜
綾瀬 瑞希
芦田 亮
優しい人かと思ったらこの人…
めっちゃ怖い人。
茶色い瞳が怖がらせるように見える
でも怖いを想像するより強いを 想像してしまう。
芦田 亮
芦田 亮
有村 桜
私は謝りすぐにダッシュで帰った
芦田 亮
綾瀬 瑞希
部屋に入ると
もう疲れすぎてベッドに横になった
有村 桜
あの”芦田さん”がやっぱり気になる
あの目付きからして
すごく私を睨んでるように見えた。
違うと思うけど怖がってしまう
どうしても忘れることが出来ないくらい
すごく頭に残っている
彼の顔が。
有村 桜
私は気分を変えるために
ミルクティーを作ることにした。
昔、お父さんがそのミルクティーを 作ってくれたのを今でも覚えてる。
お店で買うミルクティーも美味しいん だけど
やっぱりお父さんと同じように
1から粉で作るミルクティーを
私は飲みたい。
私はいつもそのミルクティーに
心を癒されている
でもやっぱり
いつになっても
あのお父さんのミルクティーの味には
勝てる自信が全くない
…………あれは本当に美味しかった。
もしいつか、私が大人になるなら
お父さんのようなミルクティーを 作って
愛してもらいたい。
昨日は疲れすぎて
すぐに寝てしまった
その分気持ちのいい朝だ。
有村 桜
有村 桜
有村 桜
有村 桜
芦田 亮
その声にゾワッとする
有村 桜
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
私は芦田さんのいう間についてった。
おそらく昨日のことは忘れたのだろう
彼の後ろ姿は
今まで見てきた中で
1番頼もしかった。
私はいつになっても
お父さんと過ごした日を思い 出してしまう。
今までならお父さんの背中が1番 頼もしかった。
でもお父さん以外に頼もしい人が 現れると思わなかった。
ー1年前ー
有村 桜
有村 桜
お父さん
私はミルクティーを飲むのが 日常になってた。
有村 桜
有村 桜
有村 桜
お父さん
有村 桜
いつしかお父さんは家を出ていき
離婚をした。
何でかはもう覚えてない。
その日はかなりショックだったのを
すごく覚えている
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
有村 桜
芦田 亮
それは遠回しに俺と話そ?と 言ってるもんじゃん
聞きはしないけど
芦田 亮
有村 桜
私はショック気味で言う
有村 桜
芦田 亮
芦田 亮
有村 桜
ちょっと嬉しかった
頭の中で悲しいことを頭に入れて
現実を受け入れられないと思ってたら
話しかけてくれたり
冷たいこともあるけど結局 優しいし
窓を開けると
外の風が
甘酸っぱいあの日の夏の味がした。